帰り道に随想録
都内で暮らして早3年、いつもと同じく会社に出勤してメールのチェックをする。
普段見かけない宛先から来た一通のメール。
ストレスチェックとのタイトルが目立つその中身は現在の職場で受けているストレスの度合いをはかるテストであった。
評価は5段階でAになるほど非常に良好な状態で、Eになるほど心身とも疲れている状態を指す。
「さっさと終わらせて仕事しよう」と思い、テストをした結果は悲惨だった。
総合判定E
Cかそれ以上の評価が出ると思っていたが最低値をもらい、「さすがにまずいのでは」と判断した。
社内でこういうことの意見が聞ける先輩に「E評価ってまずい結果ですか?」と聞いてみたら
前、似たようなテストでメンタル初期値の結果が出てたし、だんだん削られているんじゃない?
とのこと。
そんな中でも会社の仕事は残っており、タスク消化をしないといけない。
PMとタスクの仕様の話している中、なんとなくテストのことを振ってみて世話話をする中、自分のテスト結果を見せる。
そのPMの方から、
ヤバそうだったら体を優先して休んでくださいね
ということを聞く。
普段なら、プロジェクトの状況もあるので「気をつけます」と返すけど、今日に限って気になってしまった
実は、今の自分って相当やばいの?
これはこれ以上放置したら、いつか「体が動かなくて出社できません」とか「メンタルがやられて休職いたします」とかのことになりかねないと直感した。
テスト結果のページから産業専門医へ相談する窓口があったので、テスト結果とともに面談の申請をする。
時間が経ち、定時をちょっと過ぎて帰宅するところ。
去年からずっと続いて来ている「頭がぼーっとして帰ったらすぐ寝ないといけない」信号が頭に来てて、今日もあまり勉強はできそうにないなと思った。
そこで専門医の窓口の方から返信が来たことに気づき、同時に義務感のような必ずやらなければならないことが頭によぎる。
メンタルを保ち、健康な生活ができるようにセルフマネージメント力を鍛えよう
健康な生活も含め、未来志向的な考え方が維持されなくなってきたとここでやっと気づいた。
会社に通う自動人形のような状態で一年が経ち、今思うと仕事のことだけに縛られて、心配事が尽きなかった。
ここまで来てこの一年間、自分が自分を優先しない生活をしていろんなものが崩れてきたんだなと感じた。
今日の出来事で一つ言いたくなったことがあって、後で見返すためにここで書き記す。
仕事するために生きてんじゃない!
生きるついでに仕事するんだ!
現実はそううまく行かないけれど、後で見返したときに、「当時の自分から今の自分はどれだけ自分の人生を生きているのか」と問いたい。