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角川文庫版と角川スニーカー文庫版のハルヒ読み比べ(涼宮ハルヒの溜息)

 こんにちは。前回に引き続き角川スニーカー文庫と角川文庫の読み比べを行っています。今回は第二回で、『涼宮ハルヒの溜息』です。
 読み比べに使用したのは角川スニーカー文庫五十版、角川文庫初版。

Twitterで見たい方はこちら。

プロローグは特に変更点は見つからず。

第一章

角川スニーカー文庫 P.16
 というわけで、俺はアパシーシンドローム並みの無気力さで、今日もまた部室へのこのこと向かうのだ。
角川文庫 P.16
 というわけで、俺はアパシー・シンドローム並みの無気力さで、今日もまた部室へのこのこと向かうのだ。
補足…アパシー・シンドロームについて。

溜息1

第二章

角川スニーカー文庫 P.64
 完全無欠100%フルーツ果汁なまでにウェイトレスの扮装をした朝比奈さんは、(以下略)
角川文庫 P.61
 完全無欠百%フルーツ果汁なまでにウェイトレスの扮装をした朝比奈さんは、(以下略)
補足…数字が漢数字に変更。

第三章…変更点は見つからず。

第四章…変更点は見つからず。

※角川スニーカー文庫P.188、角川文庫P.181でハルヒと鶴屋さんが意気投合したときに唄っていたブライアン・アダムスの『18 till I die』はこちら。


第五章

角川スニーカー文庫 P.214
 せっかくの予定をすっ飛ばして来たと思ったら、ほとんど写してもらえないまま退場を宣告されたのたからな。
角川文庫 P.206
 せっかくの予定をすっ飛ばして来たと思ったら、ほとんど映してもらえないまま退場を宣告されたのたからな。
補足…写すから映すへの修正。

エピローグ…変更点は見つからず。

※余談ですが、アニメで古泉のクラス(一年九組)の演目であるストッパード版のハムレットは実際にありますね。古泉が演じていたのはギルデンスターンの役です。

解説

 角川スニーカー文庫版では作者である谷川流さんのあとがきがあったのですが、角川文庫版ではないのですね。代わりに乃木坂46の松村沙友理さんの『ハルヒが私に教えてくれた』が収録されています。憂鬱ではあとがきも収録されていたので、少し残念です。

おしまい。

溜息2

 スニーカー文庫版と角川文庫版の『涼宮ハルヒの溜息』読み比べ、これにておしまいです。大変長い内容をお読みいただき、誠にありがとうございます。見落とした修正個所があればコソッと教えてくださると幸いです。ありがとうございました。また『涼宮ハルヒの退屈』の読み比べの時に…。

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