“普通の人びと”によるありふれたリンチ
以前の記事でワクチン死遺族への誹謗中傷をまとめたが、夫の死が明らかになった2021年11月以降、誹謗中傷はもう止んだと思っていた。
ところが今でも遺族への攻撃は続いていたらしい。
有名な自粛界隈のアカウントが須田さんのスクショを投稿しているのだ。
彼らはワクチンとマスクを御神体とする宗教の信徒であり、彼らにとってワクチンに背く異教徒との宗教戦争なのだ。
異教徒をどれだけ攻撃しても彼らの良心は痛まないだろう。
ナチス政権下でユダヤ人が、あるいは70年前のアメリカで黒人がリンチに遭ったとき善良な“普通の人々”は拍手喝采を送ったのである。
発端はこの投稿である。
以前のように直接リプライを飛ばしているわけではないにせよ、今だにすーさんを嘘つき呼ばわりしているのである(このアカウントは有料のnote記事も販売しているが、商売の一環とは思いたくない)。
いったいどれほど想像力を欠如すれば夫を亡くした遺族に対してこれほどの仕打ちができるのだろうか。
他にも遺族を嘲笑するようなリプを投稿している人びとのほとんどは、凶悪な犯罪者やテロリスト予備軍ではなく、道徳的な普通の人びとであろうこと想像に難くない。
筆者は医療の門外漢であり司法解剖についての知識は全く持ち合わせていない。
もし「司法解剖後に包帯をグルグル巻きにすることがあるのか」と訊かれても「わからない」としか答えようがない。
しかし専門家ではない大多数の人びとは
「包帯を巻くことは考えられない」
と断定的なコメントをしているのが目に付いた。
すーさん本人への攻撃でも複数の医療従事者が「デマ」と断定する投稿をしたことがリンチの引き金になったが、専門家(実際には専門家の中の過激な少数派なのだが…)がお墨付きを与えればいとも容易く大衆は操作される証左と言えるのではないか。
ここからは遺族を批判するリプライ
引用RTによる批判
また遺族への誹謗中傷に対応している青山弁護士も警告を発しているが、氏の続報を待ちたい。
警告に対する批判の引用RT
7/21になっても未だに「包帯が巻かれることはない」と投稿する自粛アカウントがいる。このアカウントが医師とは思えないが、なぜ断定できるのだろう。
当初から複数の医師が「包帯を巻くことはある」「素人なら包帯グルグルと表現してもおかしくない」と指摘しているのだが、自説に都合の悪い情報は耳に入らないのかだろうか。
「医師がデマだと言ってるからデマなんだ!」では、まさに虎の威を借るスネ夫ではないか。
これらは全て普通の人びとによって行われたものである。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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