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Nikonの純正接写リング。【Nikon BR-2Aリング】

Nikon BR-2Aリングの魅力

標準レンズをマクロレンズにしてくれる

マクロレンズが欲しくなる時って結構あると思う。でも物撮りを頻繁にする人じゃないとわざわざマクロレンズを買うのは勿体無い。そんな時に便利なのがこのNikon BR-2Aリングである。

Nikon BR-2Aリング。Nikonの文字が刻印してある。

片面が52mm径のレンズにつくようネジがきってあり、もう片方がFマウントになっている。まずはレンズにつけてみた。

Ai nikkor 50mm f/1,4 SにNikon BR-2Aリングを付けた。

太めなレンズフードみたいな感じ。金属製で内側もしっかり反射防止の加工がされてるため質感はとてもいい。次はz6iiにつけてみる。マウントアダプターは焦点工房のものを使用した。

レンズが逆向きになって何とも言えない見た目。
背面のレンズがむき出しになる。

マウント側が正面に来るためお世辞にもかっこいいとは言えない。この状態で先端にフィルターがつけれるようになるBR-3リングを併用すればかっこよくはなるが、このリングを購入したタイミングで純正品が売り切れていたため購入を見送った。つい最近になってAmazonで再販しだしたので、ほしい方は今のうちに是非。BR-2Aはヨドバシカメラなどにまだ在庫がある。Amazonには今は無さそう。


実際に撮影してみる

 Z6IIにマウントアダプターを噛ませて取り付けた。レンズはAI Nikkor 50mm f/1.4 Sを使用した。焦点距離50mmのレンズを取り付けると等倍で写るようになるらしい。これより広角のレンズを使えばもっと拡大できる。

同じレンズとは思えないほど寄れる。

とてもよく映っている。普段は寄れない大きさで撮影できるのでとても新鮮だ。ただしフォーカスリングを回してもピントを合わせることができず、カメラごと動かす必要があるためピントズレが起こりやすい。また被写界深度が浅いことで絞りを絞らなければならないためISO感度が上がりやすいのが欠点。とはいえマクロレンズを持っていなければ魅力的だ。

レンズの刻印もトリミングせずにこのくらいのサイズで撮れる。
被写界深度が狭いため、手持ちではちょっと難しい。

このようなとがった製品が今でも純正で購入できるのには感謝しかない。最近はコスト削減でプラ素材だらけなので、質のいいカメラやアクセサリーがなくならないうちに色々試していきたい。

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