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福島県双葉町に現れた「おぉっ!」と唸る壁画群

壁画を観に、福島県双葉町に行ってみた!

双葉駅を降りて、駅前ロータリーを通り過ぎると現れる壁画群

東日本大震災以降、長い間 全町避難を強いられてきた、福島県双葉町
10年近く、誰も住む事を許されなかった状態から ようやく昨年より一部地域で、避難指示が解除されました.。
あの時から、時が止まってしまった町に 人々が戻りつつあるわけですが、その人達を再び迎え入れた、双葉駅前の風景が「おぉっ!」と思わせる壁画群に変貌していたらしい!という事で、そんな双葉町の「今」をこの目で確かめるべく 東京から特急ひたちに乗って行ってきました。

「FUTABA Art District」と書かれてあります

この壁画は、一体誰が描いたのか?

そして「OVERALLs」とのサインも書かれています

壁画を観て回っていると、ところどころに「FUTABA Art District」そして「OVER ALLs」と書かれています。この、アートディストリクトって?どういう意味?と思って調べてみると、ロサンゼルスの倉庫街の壁面を 芸術家たちに貸し出して、壁画が描かれることによって 観光地としての価値が上がっていった場所のことのようです。(ロサンゼルスのダウンタウンにLittle Tokyo/Arts Districtという駅がある)オーバーオールズ(OVER ALLs)とはこの壁画群の作成者である、株式会社OVER ALLsの社名です。
と、ここまで読んで頂いた読者の皆様におかれましては、そんなこと知ってるよ!有名なテレビ番組でも取り上げられてたし、ニュースにも インターネットにもいっぱい情報出てるじゃない!っと思われた人も多いはずです。
はい、その通りなんです 今更私が改めてノートに記事を書くことでもないんですが、では何故書いているのか?それは株式会社OVER ALLsの代表である赤澤さんの思いに、ハッとさせられたり 共感するところがあったり 誤解されているところもあるんじゃないか という事で、すでにネット上では双葉町の壁画の記事は、いくつも上がっていますが ちょっと補足情報的にあえてこのタイミングで私が記事制作してみたということなんです。

何故壁画を描いたのか?

株式会社OVER ALLs そしてその代表である赤澤さんが、何故双葉町に壁画を描いたのか?その理由は私の拙い文章よりも、まずは #未来ワークふくしま  のイベントに登壇した赤澤さんの話を聞いてもらった方がいいと思いますので、是非以下リンクを一度視聴して頂きたい(赤澤さんのプレゼンは31分15秒からです)

株式会社OVER ALLsは、壁画制作の会社で 言い換えればアーティスト集団と言ってもいいでしょう。アーティスト、芸術家って 自分の思いや感情をキャンバスにぶつけて表現する人?っと世間一般では思われることが多いと思いますし、それはそれで間違っていないと思います。ですが株式会社OVER ALLsが表現していることはちょっと違っていて、「その地域、場所、そこで暮らしている人々が 自分達の思いを表現するお手伝い」
をしていると、赤澤さんは仰ってています。また制作理念として「How」と「Wow」についても語っています。「How」はどのようにとか、方法って意味だと思いますが、「Wow」は日本語訳をするとなると「おぉっ」という感嘆の時に漏れてしまう言葉ですよね、赤澤さんは日本社会において うわ〜なんかいいなぁ〜という感情の「Wow」が足りないと言っています。
双葉町だけでなく、東日本大震災で被害を受けた色々な地域で「復興」の合言葉のもと、さまざま施作が行われてきました それは「どのように」という考え方からくる「How」の方法ですよね、赤澤さんはそうでは無くて 人々が「うわぁ〜なんかいいなぁ〜」と思う感情が起源の「Wow」の力を信じていて、それを証明するために「自費で勝手に絵を描いた」と言っているんです。つまり国や県、行政から依頼があってやっているわけではない ありがちなパターンとしては、「復興のシンボルとして税金を使って何かを創る」ということがありますが、株式会社OVER ALLsが今回てがけた、FUTABA Art Districtというプロジェクトは、そういったものでは無いということです。

人々の気持ち、それが表現された笑顔の壁画から きっと何かが変わり始めるはず!

もうこの壁画に描かれている、双葉町にゆかりのある人々の笑顔を見れば 私の拙い説明は必要ないでしょう。この「Wow」の力、人々が笑顔で生きていこうとする力を、私も信じているし そこにとても共感したことと、他の記事から、色々誤解されているかなと思うこともあったので、私ごときではございますが補足説明的にこの記事を書かせて頂きました。
さらに補足ですが、FUTABA Art Districtは株式会社OVER ALLsが、自費で制作したものですが、普段は有償で壁画制作をしている プロのアーティスト集団です。場所さえ提供すればタダで描いてくれるということでは無いので、そこだけ誤解なきようお願い申し上げます。
最後に赤澤さんの言葉を、勝手ながら引用させて頂きます。
FUTABA Art District

アートが街を復興させるのではない。

復興させるのは人々だから。

僕たちがやろうとしているのはアートで「WOW!」を生み出すこと。

それが火種となり、アクションへと繋がっていく。

「WOW!』があれば、「HOW」はあとからついてくる。と信じて。
参考ページ

福島のことに興味を持って頂けたら!こんなイベントがありますよ。

​​​​【東京開催】未来ワークふくしま移住セミナー『はじめよう、私とふくしまの小さな物語。』vol.6 世界が驚くふくしまの先端技術編

詳細や申し込みは、下記リンクをクリックしてみてくださいね。東京にお住まいでない方でも、オンラインで視聴参加できます。

1. 開催日程2023年2月24日(金曜日)19:00-21:00 (開場 : 18:30)2. 開催場所TKP東京駅カンファレンスセンター ホール11A
https://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/cc-tokyoeki-central/access/3. アクセスJR山手線 東京駅 八重洲中央口 徒歩1分
JR総武線 東京駅 八重洲中央口 徒歩1分
JR横須賀線 東京駅 八重洲中央口 徒歩1分
東京メトロ丸ノ内線 東京駅 自由通路経由 徒歩7分4. 定員会場参加 50名 / オンライン参加 無制限5. 参加費無料6. 参加方法会場にお越しいただくオフライン参加を基本としておりますが、
オンラインでの参加方法も、ご用意しております。8. タイムライン18:30-19:00:開場
19:00-19:10:ご挨拶・趣旨説明
19:10-19:45:登壇者の活動紹介
19:45-20:15:パネルディスカッション
20:15-20:20:支援制度のご案内
20:20-20:50:ゲストとの座談会 / 移住担当スタッフによる個別相談会
20:50-21:00:終わりのご挨拶
※上記は一部変更となる可能性がございますのでご了承ください
※20:20以降の内容は会場にてご参加いただく方のみが対象となります9. お問い合わせ先未来ワークふくしま移住セミナー事務局 (株式会社エフライフ内)
TEL : 024-983-3222 / Mail : ijyu@f-life.org

#未来ワークふくしま
#福島12市町村移住


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