自宅引き伸ばし、書き散らし

先日行った自室での引き延ばしに関して、新たに思ったことややったことをメモしていく。

1、印画使用現像液の調達について

前回までは富士フイルムのコレクトールでフジブロに焼いていたのだが、どちらも生産終了となってしまった。そこで今回からは、紙はそのままで現像液をロジナールで行うことにした。
Twitterのフォロワーさんに頂いた知見や海外フォーラムの記載から、今回は1+20希釈で作成した。像自体は問題なく出た。焼き込んだ際の黒の出方が少し気に入らなかったが、初回でそこまで求めるのも無理なので今後希釈、温度、紙の組み合わせを調整していきたい。

2、イーゼルとデスクについて

現状僕は、ワンルームマンションの洗面所に折り畳みデスクを置き、その上に引き伸ばし機を設置している。デスクと引き伸ばし面の都合、サイズがギリギリかつ、折り畳み故に若干のガタが出る。これが地味なストレスとなっている。また、手持ちのイーゼルが2枚羽のため、紙の縁を合わせるとイーゼルがはみ出してしまう。前者は引っ越しの際に考える、後者は4枚羽イーゼルを買うことで対応したい。

3、足りない暗室用品について

目下欲しいものが
・イーゼル(先述)
・セーフライト
・ピントルーペ
・暗室時計
である。特にルーペとセーフライトは欲しい。カバー掛けたりすれば代用できるのか?
※追記:引き伸ばし電球やセーフライトをLEDに置き換えておられる方の記事がちょくちょくみられる。電球製造が終了するとそのようになるのかもしれない。

4、引き伸ばしレンズについて

いつぞやの記事でEL-Nikkor 50/2.8を導入した話を書いたと思うが、50mmだと135用となり、それ以上のフォーマット(当方の引き伸ばし機だと120フィルム)の引き伸ばしに支障をきたす。今は引き伸ばし機に付いてきたジャンクのフジノンEP75mmで伸ばしているが、正直どうも気に入らない。と言うより、ELで135を伸ばした時ほどの感動が無い。レンズを探しているが、普通の中古市場にはあまり出てこないし、ヤフオクやeBayは極力使いたくない。

5、技法について

端的に言うと、他の人のちゃんとした技法が見たい。
高校の時に腐っていた暗室を掃除して焼ける環境にして、大学に入ってから自室に引き伸ばし機を揃えて今に至るが、モノの情報は入手出来ても具体的なテクニックの話を、それも実感を伴って触れる/学ぶを持てずに来ている。例えばフィルターワークや紙の運用の話があまりピンとこず、どの紙がどういう仕上がりで、号数とは何で、どういうフィルターを……となるとまるでダメ。アンテナが弱いと言われるとどうしようもないのだが、はてさて。一度重い腰を上げて都会のワークショップにでも行ってみるか?

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