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ドゥラメンテについて深掘りしてみた

・はじめに

昨年2月にドゥラメンテの血統から見た産駒の傾向を解説した記事を掲載しました。
あれから1年経過したことで更に深掘りできる材料をいくつか見つけましたので、再度記載させていただきました。
前回掲載したものは掲載していませんのでご了承ください。


・ドゥラメンテ(血統表)

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・主な競走成績

1着:皐月賞、日本ダービー(GⅠ)
2着:ドバイシーマクラシック、宝塚記念(GⅠ)

・競走馬時代

父キングカメハメハは日本ダービー、NHKマイルカップ勝ち馬。母アドマイヤグルーヴはエリザベス女王杯2連覇を果たした名牝で良血同士の配合。
ドゥラメンテは日本ダービー後に両前脚の橈骨遠位端骨折により長期戦線離脱。復帰後の中山記念は勝利したものの、ドバイシーマクラシックでは落鉄の影響もありポストポンドに屈した。宝塚記念2着入線直後に左前肢跛行を発症。左球節下部及び複数箇所の繋靭帯炎、屈健炎が判明し、競走能力喪失の診断後に引退となった。
皐月賞では4コーナーで曲がり切れないロスがありながらも悠々と差し切り、日本ダービーでは2分23秒2のレースレコードを樹立するなど、成績以上に記憶に残る馬だった。

・血統

キングカメハメハ×サンデーサイレンス。ダイナカールから繋がる名牝の出身で、2代母エアグルーヴはオークス、天皇賞秋勝ち馬。母アドマイヤグルーヴはエリザベス女王杯2連覇、母アドマイヤグルーヴの兄弟であるルーラーシップは香港で行われたクイーンエリザベスⅡ世カップ勝ちを含め国内GⅠを好走した実績が多数ある。他にも近親には高松宮記念勝ち馬オレハマッテルゼなどGⅠ好走歴、重賞勝ち馬の多くが存在している。

・ドゥラメンテ産駒全成績

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全体的にみるとOP以上での成績が伸び悩んでいるように見えるが、まだデビュー2年目で母数が少ないため今後変化していく部分が多いと思われる。
Kingmambo~キングカメハメハ系種牡馬の産駒は全体的に晩成傾向の産駒が多いことから、今後その辺りの成績は上昇していくことが予想される。


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特徴や配合面から分析した結果を解説しながら記載しました。
興味のある方はどうぞ。


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