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詩ものがたり 愛の夢

     月の雫  no.12

街の灯りのせいかしら
それとも 褪せた記憶のせいかしら

夕月が 遠くで揺れている
   白くゆらゆら揺れている
      太陽の光に照らされて

月舟に乗って
 氷の涙を流す 自分が見える

その涙 いつしか
  月の雫となって
   私の心に溶けてゆく

遠い懐かしい私に
  会えた気がして 心が揺れる

月の私はなぜ 涙を流すの?
月の私と 街の灯りの下の私が
    重なって また心が揺れる

小さな月の雫の いたずらかしら
忘れてしまった人なんて
    私にはいたかしら?
夜の風の いたずらかしら

いつのまにか
 遠くを見ている 月の上の私が 愛しい

現実もまぼろしも 全てが
  今 私の心の中にある

誰ともわからぬ人へのときめきが
  紅さすように色づく

街の灯りの中で どれだけの
  夜明けを待たず
   月舟に揺られるのだろう
   まだ見ぬ人を 待つのだろう

不思議なお伽話の 始まりの夜

        愛の夢  つづく

🍀春の眠りは心地良くて 早朝の鳥たちは優しく私を目覚めさせてくれます。
柔らかい朝日の温もりと爽やかさは
宵っぱりの朝寝坊だった私の身体に 不思議なパワーを届けてくれるようです。
なんて言って 勝手にテンションを上げている私ですが。
今日 私は朝のお月様を見ました。 
水色の空に真綿のような半月でした。
私は 昼のお月様がとても好きです。
あなたは お月様すきですか?
今日もありがとうございます
ごきげんよう  ✨ずこ

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