カクリヨ神社のまよいご

--------

◆どうなさいました？夜の神社に何か御用ですか？

◯え…こんなところに神社…あれ？家に帰ってたのに…

◇もう社の神さんも寝てる時間じゃ。お主もさっさとうちに帰って寝ておけ。

◆アナタはお黙りなさい。ワタシはこちらの方と話してるんですからね。

◇ぶぅ…

◯あの、大丈夫です。もう帰りますから。

◆こんな無礼なチビっ子、気にしなくていいんですよ。迷える方を放っておくだなんて出来ませんし、折角ですから言ってしまいなさいな。

◇誰がチビだとぉ！離せ…っ！こら、あ、やめろぉぉぉ！ぐぬぬぬっ（◆こんな無礼なチビっ子〜の後くらいから被せてもよいです）

◯あ、えっと悩み…。あはは…いろいろあり過ぎて…。

◇ほぉ。それならワシが占いしてやろう！

◆アナタ、また無責任な。

◇よいではないか。困ってる人間いたら助けるのが我らが使命じゃろ？

◆……（何かいいたげに）仕方ないですね。

◇任せろー！

◯え、え、えー？

◆いい出したらキリがないので、少々お付き合い下さいね。

◯は、はい…

◇右手をよいか？ふわぁ…暖かな手なのじゃ〜（にぎにぎ）

◯……

◇どれどれ…うぅーーーむ。これは…

◆まだですかー（棒読み）あんまり手を握ってるとアナタ不審者で捕まりますよ。

◇やかましっ。ほれ！お主に今必要なモノはこれじゃ！

◯え、安産祈願のお守り？

◇案ずるより産むが易しと言うじゃろ？

◆バカですか、アナタ…。

◯ふふっ、ありがとうございます。

◇お？お主は笑った顔の方がいい。

◯そ、そうですか？

◆そこは同意見ですね。

◇すまいる、すまいるじゃぞ〜。（ニヤッ）

◯き、牙！？ひっ！！きゃぁぁぁーーー！！

◆ほら…ご覧なさい。早くその牙をしまって。全く躾のなってない…。

◇ふん。ちゃんと元の世界に戻れたんじゃから結果オーライじゃろ？

--------

専用コラボ台本でざっくり書いてボツくらったので供養。
お好きにお使い下さい。

----

◆半神
社の神の眷属。半妖のお目付け役。

◇半妖
ケモ耳で幼い容姿の半妖。占いが得意。

◯人間
転職、引越で悩み事が多過ぎて、うっかり死に損なう。

----

隠り世にある鳥居門。
そこを抜けると神々の世界…

夜になると現れる神社には、
起こしてはいけないとされる眠れる神、
そして2人の半妖神がいる。

夜な夜な何者か迷い込み、
祭神を起こさぬよう追い払っている。


いつも通りのふんわりご都合設定。