総合旅行業務取扱管理者試験 受験編

※この記事は令和2年度の試験を受けた直後に書きました。

10月11日 ついにこの日がやってきた・・・

昨年受験しようとしたものの試験当日に台風19号に見舞われ、延期。

試験は今年の3月に延期となったが、コロナのため結局中止。

勉強を重ね、受験すれば受かるレベルにまで実力を引き上げてきた自信はあった。

でも受けられなかった・・・

この試験は今の私に仕事上必要なものでは全くない。普通はここで諦めるのかもしれない。

しかし、私は諦めなかった。

土日を使って記憶の維持を図り、何とか戦える実力を維持していた。

そして本番当日。

私は国内旅行業務取扱管理者試験に合格しているため、試験は約款及び海外旅行実務の2科目であった。

まず約款の試験。

これは時間配分、難易度ともに問題ないため

緊張することはなかった。

本番も順調に進み、多少わからない点もあったが、合格点である6割を切ることはない確証を得て試験時間は終了した。

そして、午後の海外旅行実務。

この試験最大の難所。

私は3年前にこの試験に1度落ちている。

その時の敗因は2つだ。

1つは出入国法令の直前暗記をさぼったこと。

もう1つは英語の時間配分が短かったことだ。

今年は2の轍を踏まないよう、この2つは意識して対策をしていた。

いざ試験開始。

解く順番は

1出入国法令

2海外地理

3海外実務

4英語

5国際航空運賃

である。

1、2、3は時間配分通りこなしていくものの、あまり確信を持って正解を選べなかった。

特に3海外実務に関しては後半の知識問題が新傾向であり、面食らう。

しかし、試験中の後悔や動揺はマイナスにしかならないため、心を鬼にして俺が選んだ答えが正解だ!と思いこむようにしていた。

そして4英語である。

前回の失敗からこれが合否の肝になる科目だと考えていたため、最悪5の国際航空運賃の時間を削ってでも腰を据えて取り組みたいと考えていた。

時間をかけ、この科目は1問以外、正解している確信を得て終了。

そして最後の5国際航空運賃。

大問でいうと2問あるため、どちらを選択するか比較した。すると片方の最初の問題がROEの問題であり初見でパニくりそうになったため、違う方の大問を選択。

大問の1つ目はあっさり過ぎるほど早く終了。条件を見落としていないか不安になるも残り時間が10分程度しかなく、残りの大問に取り組まなければ間に合わない。

ROEの問題は避け、他の問題を解いていく。

ROEの問題を残して残り5分。

最初は何を書いてあるのか分からなかったが、ここで心の声が聞こえた。

分かるように書いてあるはずだ、と。

もう一度見てみると問題の条件からこれではないかというものを選ぶことができた。

そこで時間は終了。見直しの時間を取る余裕はなく、本当にギリギリの勝負であった。

ただ、全力を出し切った感覚はあった。これでだめなら

しょうがないと思うことはできるくらいにはやったと思う。

数時間後に答え合わせをしてみると、約款は60/100で合格のところ88/100、そして海外旅行実務は120/200で合格のところ目を疑う点数であった。


160/200


嘘だろう。こんな点数今まで過去問でとったことない・・・


もしかしたらマークミス等があるかもしれないが、それを差し引いても合格を確信できる点数である。


凄くうれしかった・・・


安心したせいか、その後は疲れがどっと出て、頭痛がひどくなった。

でも勝負に(たぶん)勝った疲れは心地いいものだった。

この試験にこんなに思い入れをして受験する人は少ないだろう。


でもいいんだ。


小さなことかもしれないが、自分がやり遂げたいと思って努力を続けてきたことが、おそらくかなった。

頑張ってよかったと報われた気持ちになった。

また明日から頑張ろう。

最近ほとんど思うことのなかったこの言葉が頭に浮かんだ。


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