巣鴨で浪曲・講談日和④【美さんについて】

#六の日にお知らせします
史上発、曲師と講談師のコラボ【巣鴨で浪曲・講談日和】のご案内です。
今回のテーマは「美さんについて」

わたくし花谷がお尋ねしました。

Q1.
演芸の中でも珍しい浪曲の曲師というお仕事を選んだ理由を教えてください。
A1.
私が浪曲を初めて聴いた場所は、金町の島村会館という葬儀場の『東家浦太郎の会』で、友人に誘われて、聴いたことがきっかけでした。(その時一太郎さんは前座でした。)
そこで東家浦太郎師匠、曲師 伊丹秀敏師匠の浪曲を聴き、浪曲三味線の旋律の美しさや、情景を表現する多様な手法、掛け声など、衝立で見えない縁の下の力持ちである『曲師』に魅了されました。
何より、秀敏師匠のお人柄そのままの、包み込まれるような優しさに溢れた三味線の音色に、自然と涙が溢れていました。
浪曲の節は初めてだったこともあり、何を言っているのか聞き取れなかったものの、節と三味線の息のあったコンビネーション『呼吸』は今も忘れられません。

初めての浪曲で、一番素晴らしいお二人の師匠に出会えたお陰で、曲師を目指そうと思えたのだと思います。
また普段、人前に立つことが苦手で、陰ながら誰かの役に立つ仕事がしたいと思っていた自分には、曲師というお仕事が合っていたのかもしれません。
まだまだ上手く弾けませんが、今後も、大好きなお二人の偉大な師匠に感謝しながら、秀敏師匠を目指して勉強して参ります。

Q2.
演奏するときに特に心がけていることは何でしょう?
A2.
浪曲師を惹き立てることが曲師の役割です。
普段は『縁の下の力持ち』として、なるべく衝立の中で陰に徹していたいと思います。(最近は、リクエストにより衝立なしで弾くことも多くなりました。)
しかしそれだけではなく、盛り上げるために華やかに弾き、会場を盛り上げる場面もあります。
自由な芸能である『浪曲』だからといって、何をやっても良い訳でもありません。
浪曲師の呼吸を意識し、唸りやすいように三味線の手を作り上げています。

また公演の場では、『お客様、浪曲師、曲師の三位一体』となって、お客様参加型で、皆様で楽しく盛り上がって、楽しかった!と感じて頂ける公演を心掛けております。

Q3.【巣鴨で浪曲・講談日和】への思いをお聞かせください。
A3.
Q2.でもお答え致しましたように、曲師は演者さんを惹き立てることがお仕事です。
今回は、『東家美ずっとやってみたかった会』なので、凌天さんの魅力を存分に惹き立てたいと思います!
曲師が講談師を惹き立てると、どうなるのか?
今からドキドキワクワクです。
お客様も笑いいっぱいで、ご一緒に楽しんで頂けましたら幸いでございます。
そして公演後には、講談・浪曲を更に好きになってお帰り頂けましたら嬉しいです。
二ツ目昇進からニ年、ますます目が離せない凌天さんファン必見の会です♪
ご来場を心よりお待ちしております。

凌天さんとの『トーク』が楽しみです。プライベートでも仲が良いというお二人。何かが飛び出す予感です。
締めの『浪曲』ではスペシャルゲストの東家一太郎師匠の三味線を担当します。
いよいよ楽しみです!⤴️

ご予約、増えてきております。
お気軽に下記までお問い合わせください。


090-8086-9125
kazuhana2007@yahoo.co.jp
(西尾久伝統文化研究会 花谷一雄)

次回、4月26日「凌天さんについて」です。
どうぞお楽しみに!


#東家美
#田辺凌天
#東家一太郎
#曲師と講談師
#巣鴨で浪曲
#巣鴨で講談

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?