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仕事で1番大切だと思うこと

 自分に期待しないことだと思う。わたしはあまり出来の良い人間ではない。それを頭では分かっているのだが、ついつい期待してしまう。そして傷つく。それを繰り返してきた。

 だが二回の天職を経て、わたしは自分に期待しなくなった。そうするとものすごくラクだ。ミスをしても、まぁしょうがないしょうがない。次は同じ失敗をしないようにしよう。と冷静でいられる。自分に期待していたときは、ミスした自分に落ち込んで、かなり傷ついていた。

 自分に期待しなくなったことでよかったことは他にもある。それはそもそも失敗が減ったことだ。これまでは、何かを教わっても、それが簡単そうなことであれば、たぶん頭で覚えられるなぁと油断して、メモを取らなかった。その結果、忘れてしまって、もう一度先輩に聞いてしまったり、ミスをしてしまったりしていた。だが、自分に期待しなくなったことで、どうせ私は何を聞いても忘れてしまうと思うようになり、メモをするようになった。その結果、ミスが減った。だいぶ減った。

 自分に期待しないことは自分をラクにする。だが、それは同時に少し寂しいことでもあると思う。学生時代のわたしは、自分に期待していた。もっと頑張れる。もっと勉強すれば、もっと成績は良くなる。私なら頑張れる。そう思って、毎日勉強していた。その頃のわたしが、今のわたしを見たらなんて言うだろう。それでいいの?って聞くのだろうか。でも今のわたしが頑張って働く方法を今は他に思いつかない。とりあえず、わたしは明日も自分に期待せずに働くのだろう。

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