庭師ちゃいまんねん猿田彦でんねん

今日の大リーグTV中継は、エンジェルス対ガーディアンズ。「ガーディアンズなんてあったっけ?」と聞く妻。「最近できた新興球団かな」と私。「ガーディアンズってどういう意味?」「さあ?庭師とちゃうか」「庭師って弱っちい名前ね」「まあ、エンジェル(天使)も強そうちゃうけど」

この会話がどれもこれも出鱈目だったことが露見するのに時間はかかりませんでした。ガーディアンズの本拠地はクリーブランド。あれ?クリーブランドって「インディアンス」でなかったっけ?そう言えばとんねるずの石橋貴明が「メジャーリーグ2」という映画に出てた時のチームですやん。

ここで思い出しました、ネイティブアメリカンを表す「インディアン」という名が差別的で不適切ということで、何年か前に改名がなされたことを。ついでに言うとシンボルマークがインディアンの横顔だったアメフトのワシントン・レッドスキンズもいつの間にか「コマンダーズ」とかいう名に変わっているではありませんか。

当事国でない日本人の私は、インディアンズのマークもレッドスキンズのそれも結構好きだったんですけどねえ。そういえば法政大学のアメフトは「トマホークス(斧)」だったけど、まさかあれは変わってないよね、と調べると、何と2017年に「オレンジ」に変わっとるやんけ。斧もインディアンの武器の象徴だからだそうな。

どうもこうなると言葉狩りの印象すらあるんですが、それはともかくもう一つ。「ガーディアンズ」は庭師ではなかった。庭師は「ガーデナー」。「ガーディアン」はクリーブランドの本拠地近くにあるホープ・メモリアル・ブリッジに建つ「交通の守護者像」だとのこと。建造後90年くらい経ちクリーブランド市民には親しまれているらしい。

交通の守護者って何だ?日本語にすると「道祖神」?もうちょっとそれらしい神様はやあれんのかいな?お、あった、あった、「猿田彦」。交通安全の神様として崇められているみたいだし、「ガーディアンズ」は「猿田彦」と訳しとこ。

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