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"やまない雨はない"って言葉は天気の会話の時だけ使ってくれ

『やまない雨はない』って言葉が嫌いだ。

いや、正確に言うと、困難な状況にある時にこの言葉をかけて慰めようとしてくる人が嫌いだ。

例えで使っているのであろうが、、

雨だからほっといてもいつかやむのである。
でも困難はほっといて終わる保証など無い。
雨はやむまでの間辛くないが、困難は終わるまでの間辛い。

困難を雨と一緒にしないでくれ

同様に『あなたが何もせずに無駄に過ごした今日は、昨日亡くなった人が行きたかった今日だ』という言葉も嫌いだ。

この言葉は、ただ暦日という概念だけで語られていて、1人ひとりの生き方とか人生を尊重してないと思う。

例えば今日6/11という日は、歴日でみれば6/11という同じ日付であるが、人生の1日として見れば人それぞれで違う1日である。同じ日では無い。

人生における1日1日の価値は人によって違う。

みんながみんな、明日がくるのが楽しみな人ばかりではない。
日々生きていることが辛い人だっている。

毎日が辛いけれどもなんとか生き抜いた人の1日
毎日が楽しくて明日がくるのを待ちわびていたのに不幸にも亡くなってしまった人の1日

これらを比べることは出来ないと思う。
比べることは失礼だと思う。

例えも引用を間違うと、ただの薄っぺらい言葉になったり、失礼だったり、意図したものと反対の存在の言葉になってしまう。

「上手いこと言ってやろう」という考えが滲み出ている人が、こういう間違った例えをしがちな気がする。

なんでもかんでも例えようとせずに、普通にストレートに慰めたり勇気付けた方が、よっぽど伝わるし響く。


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