私家版猫の行動学6 初めてのお留守番二日と半日編
両親の法事のために家を空けることになり、二日半、正確には土曜日の朝から月曜日の夕方までの間、我が家の兄弟猫二匹に初めての留守番を任すことにしました、危険を承知で。
もちろん、ペットホテルにお願いすることも考えたのですが、未経験だし、おまけにゲージ生活もしたことない二人(二匹)ですからパニックになって一晩中泣き続け、ご迷惑をかけるのは目に見えています。
ウチでパニックになったとしても家中メチャクチャにされるぐらいなものですから、私たち(私と相方)が諦めればそれで済みます(既に障子とかソファーとか椅子とか壁とか◯◯とか・・・はボロボロですけどね)。だったら二日半、留守を託そう!という結論に至りました、思い悩んだ末に。
《食事と水の確保について》
二日半分のご飯と水を絶やさないようにせねばなりません。その為の自動餌やり機と水やり機が必要です。単純に受け皿の餌や水が減ったら重力の法則?で上から自然に補充される物を考えていたのですが(先代の猫たちに使用経験あり)、20年の間に猫グッツも劇的進歩を遂げたらしく、ネットの中の商品は.ほぼ全て機械仕掛け?となっていました。
たった二日半とはいえ、猫兄弟を飢えさせる訳にはいきません。仕方なく合わせて数万円の買い物をしてしまいました。
餌の方は設定した時間に設定した量のカリカリが受け皿に供給されるもので(流石にカメラ付きはやめました)、水は噴水の原理で水を循環させるもので、循環途中でフィルターを通るため鮮度を保てるという仕組みです。
《さて、二日と半日後》
さぞかし待ちくたびれて玄関先で抗議の雄叫びをあげて歓迎してくれるかと思いきや、「ただいま!」と声を出しても誰も来ず、入っていくなり警戒心丸出しで距離を置こうとしてきました。
ま、仕事から帰って来てもこんな感じですから、いつも通りといえばいつも通りですが。しばらく話しかけていると、ようやく「ああ、あいつら帰ってきよったんか」ぐらいの感覚でようやく近づいてきました。
ま、そんなもんです。誰彼なしに媚び売られてもこまる!それでは番猫?にはならない(なる気ないでしょうがね)。
着替えもそこそこに家中を点検して回りましたが、猫兄弟に荒らされた様子もなく、二日半前とほぼ変わらない状況でした。
すまん!疑って!
《教訓》
やっぱり、かわいい子には留守番させよ!
親馬鹿ですかね、やっぱり。
(あかしはらひとでした)