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昨日の私とは違う私~BUMP OF CHICKENに会えて良かった~

私のやっているブログが先日丸9年を迎えた。飽き性の私が良く続いたものだ。

ブログを始めたのは自分で育てた花や作った料理を誰かに見てもらいたいというのもあったが、一番はBUMP OF CHICKENへの思いを綴りたかったからだ。

今でこそ周りにBUMP好きを告げると「ええ歌やんなぁ~!」と言ってもらえるが、当時は認知度もそんなにで、まず子供中心の生活の中、自分のことなど話題にすらならなかった。この思いは地面に穴掘って叫ぶしかないのかと思っていた。

そんなときアメブロを知った。でもこんな普通の主婦が書いてもいいのだろうか、そもそも私世代のBUMPファンなんかいないんじゃないか。



いた、それも結構(笑)。

そんな同世代のファンの方々(もちろん若い世代の方とも)と交流することになり、ありがたいことに今も繋がらせてもらっている。
(このnoteを書くきっかけになったのもその中のひとりのおかげ)




子供が保育園に入り自分の時間がちょっともらえるようになったある日、ラジオで聴いた「プラネタリウム」の世界観に衝撃を受け、そのあとにリリースされた「supernova」で完全に心を持っていかれた。

誰の存在だって
世界では取るに足らないけど
誰かの世界は
それがあって造られる

supernova / BUMP OF CHICKEN


結婚して子供が出来て音楽から遠ざかっていた私は、このバンドを知らなかった。
どんな人が歌ってるのか、何人組なのかもわからないまま取り敢えず片っ端からCD借りてエンドレスで聴いて。(当然隠しなど知らないから最初デッキが壊れたかCDが不良品かと思った)


子育てや介護のことで悩んでたときも
いつも曲はそっと寄り添ってくれていた。
「頑張れ」とも「負けるな」とも言わず
ただただ側にいてくれた。

曲が聴けるだけで充分と思っていた。

なのになんとライブにまで行くようになってしまった。
しかも遠征まで。

2019年 aurora ark 
京セラドーム(娘当時大学生と参戦)
ナゴヤドーム(息子当時高校生と参戦)

これもアメブロを始めて、そこで知り合った方々に背中を押してもらったおかげだと思っている。
その時に何人かの方ともお会いできた。
わちゃわちゃしてて何を喋ったのか覚えていないが、あの宝石のような日のことは今も心の中に大切にある。

BUMP OF CHICKENに出会ったのをきっかけにブログを始め、全国各地のファンの方と繋がれて、知らない土地に自分の足で(家族旅行とかではなく自分の意志で)行くことが出来た。
読んでくださってる方からしたら何てことないのかも知れないが、小さな小さな世界でひっそりと暮らしていた私にとったら宇宙に行くような出来事だった。


小さい頃から家でも車でもずっとBUMP OF CHICKENを聴いてたおかげでうちの子供たち、特に息子は私と張り合うほどのBUMPファンだ。
我が家はいつも関西の漫才の掛け合いのノリで言い合いをして、それがお互いのストレス解消にもなっているのだが、あるとき私が
「お母さんがBUMPを好きやったからアンタもBUMPの音楽に出会えたんやで!ちょっとは感謝しなよ!」と挑発気味に言うと
「お母さんから教えてもらわんでも僕は僕のタイミングでBUMPに出会って絶対好きになってたわ!」
と、いつにもなく真面目に答えた。

息子のタイミングで出会う瞬間を私が奪ってしまったようで何だか申し訳なくもあったが、そんな風に言う息子を誇らしくも思ったのだった。

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