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忘れる努力がなかなかできない。

43歳女性が失恋をして、まだまだのたうち回っています。そろそろ1か月がたとうとしていますが、まだまだ生々しく悩む日々です。

というもの、忘れる努力ができていません。
静かに月が欠けるように、感情の波がすっとひきつつあった頃もあったのですが、ふとどうせダメならもう少し言いたいことを伝えておこうと思ったのが間違いで、どんどん日常の景色に彼が侵食してきてしまいます。

例えば、私は納豆が嫌いですが(納豆買ってあげるのにな~)とか、散歩中に(新しい飲食店ができてるよ)とか、つい心の中でしゃべる始末。

そして、先日ある提案をするために、電話をし、待ち合わせをして、久しぶりに会いました。

「期間を決めて、不妊治療を頑張らないか」

この失恋でダメージがふたつあって。
ひとつは今と将来のパートナーを失ったこと。もうひとつは子供を持てる可能性がほぼなくなったこと。今から出会う人と今から妊娠に至るなんて、楽観的な私でもさすがに思えません。もう少しだけチャンスがほしい。

AMH検査の結果は正直よくなかったのですが、それでも言わずにいられませんでした。

その日は、近況と別れ話の振り返りをごちゃまぜに話して、提案については「答えが出せない」と言われて、「今日も楽しかったね」と彼は帰っていきました。

彼の曖昧な返答に、「もし1年やっても子供ができなくて、その時やっぱり別れたかったら、その時は諦める」そう言えたら。

でも、それで戻ってきたパートナーはもはや何のパートナーなのか。

さらにそれが叶ったとして、実際に1年後同じように別れを告げられたら。

渦巻く期待と失望と後悔もろもろに、考えるのがうんざりしてきます。そもそも、パートナー関係はどちらが希望した時点で継続は難しいはずなのに、いくらでも切り札を作って期待してしまう。そういう逞しさは年の功かもしれません。

皆さんの「スキ」が本当に励みになっています。読んでくださってありがとうございます。

みなさんならどう考えますか?




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