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酒と曲芸師とボケとツッコミ

「SUCHWITA」ep.2もやっぱり中身が濃くてすごかった。

レギュラー化でセットはリニューアル。
でも大きいお砂糖の袋は小道具として外せなかったらしい。
슈취타(シュチタ)のロゴの黄色いネオン可愛い。


黄色も似合うオールラウンダーMC


今回のゲストは、国民的名MCでコメディアンでもあるシン・ドンヨプさん。
「代替不可」なトークで31年間第一線で活躍されている、芸能界の大先輩。
wikipediaによると「下ネタに定評のある方」・・どうなるんだ??


お酒好きによるオールラウンドお酒トーク

ドンヨプさんが持ってきたお酒は高級ホワイトワインLeroy。
このランクになると冷やしすぎないほうが美味しいのだとか。

好きなお酒は「ひとつに絞れない」ドンヨプさん。
シチュエーションによって飲みたいお酒は変わるから、と。
これにはこれを合わせて、これにはこれを合わせて・・
わかる!料理や季節、気分で飲みたいお酒は変わる。
ドンヨプさん、真の酒好きだ。

はじめてのお酒は中学生の時。
怒られるかヒヤヒヤしながら家に帰ったら、お父さんは怒らずに、
「お酒は父親から教わるものだ」と焼肉屋でソジュを飲ませてくれたそう。
ドンヨプさんパパ、粋でかっこいい!
ユンギも「僕もマクチャン食べているときに父にビールをもらった」と。
二人ともお父さんからお酒を教わるという共通点。なんかいいな。

それにしても、ドンヨプさん自身のエピソードも面白いのだけど、
ユンギからも面白エピソードを引き出すって、代替不可MCすごい!
ゲストでありながらホストもさらっとこなす
「バスケなら1番から5番もできるオールラウンダー」(byユンギ)!

曲芸師のさじ加減

お酒トークから、お仕事の話。
下ネタを言っても不快にならないのがドンヨプさんの魅力。
意識しているのは、冗談の限度調整。
曲芸師の綱渡りに例えて、綱渡りは落ちそうで落ちないから面白い。
でも下に防御網を置くと、とたんに面白くないからスリルも必要。
ギリギリのところで魅せるさじ加減が大事だと。
その加減が一番難しいと思う。
面白くしようと欲を出して、ついスリルに走ってしまって、炎上する。

人を卑下する笑いは好きではないし、しないようにしているとも。
アメリカや日本の笑いは韓国に比べて少し強いのだとか。
韓国のバラエティだと、皆さん早口で、口調が強め(に聞こえる)から
韓国はツッコミ文化だと思っていた。意外。
ボケとツッコミ(普通に日本語で言っていた)は日本特有の概念らしい。
確かに「ボケってなに?」って聞かれてもうまく説明できない。


このふたりはツッコミとツッコミ

これからも続けて

将来のお仕事の話。
行きつけのお店がなくなっていくように、全盛期はいつまでも続かない、
自分の音楽を聞き続ける人もこれから増えないかもしれない。
でも誰かが自分の音楽を聞いたときにあの頃を思い出せるように
ずっと音楽を続けていきたい、というユンギ。

すると、自身の失敗(事業に手を出したがうまく行かなかった)や
New Kids on the blockと往年のファンとのクルーズツアー、
チョー・ヨンピルさんのファンの声援が全盛期に劣らず凄いこと
など様々なエピソードを話した後
31年めの大先輩は優しく「音楽、これからも続けて!」と後押し。

2060年になっても仕事を続けたいドンヨプさん
そのときはまた「SUCHWITA」のゲストに来てくださいとユンギ。
その頃はドンヨプさん90歳、ユンギ70歳。
実現したら徹子の部屋的な長寿番組・・!

私もその時まで、お酒を飲み続けられるくらい健康でいよう!


終わってみれば、下ネタどころか、名言がいっぱいあって。

これも名言。大切なことだけど、できる人意外と少ない。


1年の始まりに頑張ろうと思える・・・!

冗談の限度の調整だけでなく、周囲をよく見て気遣っているな、と思った。
例えば冒頭、ワインを注ぐ際にグラスを持ったユンギに対して
「僕も知らなかったんだけど」ワインはグラスを置いたままでいい、と
こんな一言で相手も気持ちが少し楽になる。
いかにも、じゃない気遣いも相手を不快にさせない秘訣だな。
先輩へのリスペクトを込めたユンギの気遣いや所作も素敵だった。

最後、ゲストへのプレゼントの干支の黒いうさぎのぬいぐるみに
「こんな安くてかわいいものをありがとう」という
韓国ジョーク?で締める事も忘れない。

最初緊張していたのに、だんだん打ち解けて。
最後「番号交換して、またプライベートで会いましょう」とまで。
ユンギがいい先輩と出会えてよかったし、
私も面白くて優しくて深いドンヨプさんを知れて、よかった。

徹子の部屋まではいかなくても、これからも長くいい出会いを見続けたい。




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