[ 自分用 ] 能登地震

2024年になりました。しかしながら、「あけましておめでとう」とはとても言えない事が起きてしまいました。2024年1月1日(月)16時10分ごろ石川県能登地方を震源地とするマグニチュード7.6最大震度7の大きな地震「令和6年能登半島地震」が発生しました。

地震発生当日、僕は家で家族とYouTubeを見ながらダラダラしていました。ほんとに突然なんですよね、地震って。グラグラ〜っと10秒か15秒くらい、かなり長い間揺れました。(体感的には1分ほど揺れてた気がします…)驚いたので、とりあえず火回りだけ確認して、テレビをつけました。しかし、地震速報は流れていましたが、中継ではありませんでした。東日本大震災のときは、揺れの後すぐにテレビをつけると街が津波に飲まれ、大きな船が流されている様子を中継で観ていたので、けっこう揺れたけど今回の地震はそこまで被害は大きくないのかな?と思ってしまいました。続いて、スマホでツイッターを開けてみると、テレビとは全く違う悲惨な状態の被災地の様子が流れてきました。これには本当に驚きました。こんなにも大きな地震であったにも関わらず、報道は全く機能していないことにゾッとしました。たしかにツイッターの情報の全てが正しい訳ではありません。こんな非常事態の時でさえも、フェイクニュースが拡散されることもあるので、現場に居ない人は情報が正確かどうか見極める必要はあります。僕はひとつでも多く情報が欲しいと焦る気持ちを抑えつつ、ひとまず政府や気象庁の発表を待ちました。その間も、テレビでは地震なんて無かったかのように、ドラマの再放送や新春お笑い番組で永遠と漫才を放送されており、非常にショックでした。気象庁は18時10分と21時30分に記者会見がおこなわれました。一方、岸田首相の記者会見は地震当日にはおこなわれず、政府の記者会見は林官房長官がたった数分の記者会見を17時と19時におこなったのみで、岸田首相の記者会見はおこなわれず、数分の会見だけで終わり、且つ非常災害対策本部を明日9時15分に開催するというなんとも呑気な対応でした。なぜ今すぐ対処しないのか、どうしていつもいつも初動が遅いのか、怒りが沸々と湧いてきます。岸田首相の記者会見が開かれたのは翌日2日の10時過ぎ。

政府としては情報収集に努めるくらいで、何か策を講じるような発言はありませんでした。被災地の大変な状況と政府の危機感の無い空気のアンマッチ感が、とても不自然だと感じました。そんな感覚を抱えたまま2日目の午後に差し掛かった17時50分、羽田空港にて日本航空516便が着陸直後に海上保安庁の航空機と衝突、炎上したというニュースが入ってきました。

2024年に入って2日連続で大地震と大事故を経験するという、前代未聞の年明けになったのではないかと思います。そして岸田首相は3日、自衛隊の現地人員を1000人ほどから2000人規模に増強したと記者団に語りました。しかし、増強しても2000人程度で、極端に少なすぎます。この判断は、完全におかしく、最低でも1万人は増員すべきであったと思います。

今回の能登での地震とほぼ同等の震度7を記録した2016年の熊本地震の際に派遣された自衛隊員数の比較を東京新聞が出していました。

この表を見ると分かるように、明らかに人数不足です。

岸田首相は「今回は大規模部隊はいなかった」と主張していますが、少しひっかかります。今が緊急時にも関わらず、自衛隊は訓練をしているのです。

訓練は必要ですが、今やっている場合なのでしょうか。被災地では、水や食料の不足、インフルエンザやコロナ等感染症の蔓延、雨や雪の気象問題、さらには何度も起こる地震と余震の危機などなど、支援が足りて無さすぎるのだと、必死に助けを求める人々の事は無視しているようにしか見えません。どうして最初からベストを尽くさないのか訳がわかりません。これではやっているフリでしかないと言われても仕方がないと思います。

地震発生から4日目、官邸での記者会見で驚くべき発言がありました。なんと被災地支援の予備費の閣議決定を9日に行うと。この期に及んで、9日ですよ?9日!何を悠長に構えているのかと、呆れてしまいました。国立大学法人法の改正案のような悪法は突如として閣議決定するのに、いますぐ助けなければならない被災された方々への支援には即決せず3連休明けにしようという信じられない考えには、怒りしか沸いてきません。さらに、支援額の規模も40億円と、少なすぎます。国民の誰もが興味の無い半年で壊すカジノ万博のリングには350億円も使うのですから、被災者の皆さんが国に見捨てられたと思ってしまうのも当然だと思います。1カ月前の毎日新聞の記事にある図を見ただけでも、いかにお金の使い道が間違っているか一目瞭然です。

しかも、大阪の吉村知事は「なんで万博と復興支援が二者択一なのか、よくわからない」という意味不明な言葉を発しています。この方は、自分が何を言っているのか分かっているのでしょうか。万博の建設に人材とお金と資材が取られてしまうわけで、被災地に充分な支援が出来なくなるのだから、二者択一なんですよ。しかも、地震で国民が大変な時に、ホテルで新年会を開くというお粗末さ。挙げ句の果てには、万博は「一夜漬けの方が成果があがることが多い。」と幼稚な発言をしています。日本建設業連合会の宮本会長が昨年11月に「もうデッドラインは過ぎている。」と言われていたにも関わらず。このタイミングで新年会を開くということは、国民の命よりもカジノ万博を優先すると言っているようなものです。デリカシーの欠片もない、非常識にも程がありますよ、ほんと。

また、アメリカのエマニュエル駐日米大使が10万ドル(約1400万円)の支援すると発表しました。偉そうに支援すると言ってますが、1400万円ですよ!?少なすぎでしょ!何がトモダチ作戦なんですか、日本を馬鹿にしすぎです!日本には未亡人製造機とまで呼ばれる不良品のオスプレイを言い値同然の3600億円で買わせて、アメリカ自身は小銭をパラパラと施してやると言わんばかりの上から目線。どこまでも日本を下に見ている事がバレバレです。いい加減にして欲しい!

そして、信じられない事に岸田首相がテレビに生出演し、番組後半で自民党総裁選について悠々と語るという、もはや鬼畜の所業のようなニュースが飛び込んできました。信じられますか!?まだ地震発生から4日しか経っていないんですよ?にわかには信じ難く、暫くの間ポカンとしてしまいました。ここまで来ると、岸田さんはサイコパスなのではないかと思ってしまいます。

地震発生時より政府の対応がことごとく間違った対応を続けている中、5日目にまたもや政府はとんでもない行動に出ます。なんと新年会を3件はしごしたのです。僕たちの政府は、いったい何を考えているのでしょうか。心というものを持ち合わせていないのでしょうか。本当に情けなく思います。

このような災害時に政府がすぐに動いてくれないのでは、何のために税金を払っているのか分かりません。こんな時に募金活動を始める政治家まで出てきており、まだ国民から金を取るのかと、我々からふんだくった税金をせめて使ってよと憤りを禁じ得ません。議員の裏金のために税金を払っているなんて、もう我慢できませんよ。ほんと。国民も国民です。どうしてこの募金活動を賞賛するのでしょうか。日本国民の感覚が歪になってきていると危機感を覚えます。

政府の不甲斐ない対応について書いてきましたが、報道も機能不全を起こしています。ツイッターでは被災地の状況が動画や写真で続々と流れてくるのですが、テレビでは全くと言っていいほど被災地の映像が放送されていないのです。どこか写したくない場所であるかのように、不自然なまでに被災地の映像が流れませんでした。政府は、被災地でドローンの飛行を禁止する命令を素早く発令し、どれほどの被害があるのか意図的に隠すような雰囲気が漂っており、とても不気味でした。そんな中、海外メディアであるBBCニュースやロシアの報道機関が映像をツイッターで発信してくれました。感謝ですね。

どうして自国の情報を海外のメディアから得なければならないのでしょうか。日本のメディアは恥ずかしいと思わないんですかね。憶測ではありますが、石川県志賀町にある志賀原発のことを隠そうとしているのではないかと勘繰ってしまいます。なにしろ何回も説明が変わっており、怪しさ満点です。1日の発表では、津波による影響は無いとしていたのですが、9日には約3メートルの津波が原発に到達していたと全く逆の発表になっています。それだけでなく、地震の影響で変圧器が壊れ、絶縁や冷却のための油が漏れ、外部から電気を受ける系統の一部使えなくなるという大ダメージを負っている始末。油断も隙もありません。

また、1月4日の記者会見で「原発の再稼働は諦めるべきではありませんか?」という犬飼記者の質問に、岸田首相は黙ったまま逃げるように会見場から立ち去りました。地震が起きたら原発の心配をすることは当然ではないのでしょうか?どうして無視するのか、何か聞かれたら不都合なことがあるのではないかと疑ってしまいます。声を上げてくださった犬飼記者には、感謝しかありません。本当にありがとうございます。電力会社と政府が隠蔽する恐れがあるので、原発問題は今後も注目していかないといけないですね。

1月10日には、志賀原発の2号機の審査に相当な年数かかる見通しであると、原子力規制委員会の山中委員長が発言。そして、耐震性については大きくなる方向であると。地盤自体が動くのですから、これ以上の耐震強化なんて出来ると思っているのでしょうか。さらには、想定を一部上回る揺れを観測しても、自ら公表せず、規制庁へ9日に報告するだけというニュースも。報告は遅い上に不都合なことは隠蔽するって、普通に酷い!あれだけ東日本大震災の時に大事故を起こしたのに、全く教訓を活かしていませんね。日本は、世界でも珍しい地震大国なんです。地震が起きれば津波の恐れもあるんです。地震と津波はセットで考えなければなりませんし、日本列島は多数のプレートの上にあるのですから、原発なんて置いちゃダメなんですよ。nippon.comの資料から見ても分かるように、海沿いに原発が山のように設置されています。危機管理のあるまともな人であれば、今の日本がどれだけ危ない状態かひと目で気づけるはずです。今回の地震で、原発は今すぐ廃止一択であると決定づけることになったように感じます。

北陸電力が、志賀原発の外部電源の完全復旧には少なくとも半年かかるとの見通しを明らかにしました。半年!?全然ダメじゃないですか。東北の原発事故から本当に何も学んでいないことが明らかになってしまいましたね。

今回の地震での原発の影響を受けて、海外でも報道されているというツイートが流れてきました。ドイツの報道によると、「この震災は日本の原子力発電所が地震に対して脆弱であることを改めて示した」とあり、事業者はドローンか飛行機を飛ばすべきだったと批判しています。これは有り難いですね。もっと叩いてください!原発はオワコンなのだと。日本は内部の声は一向に聞こうとしないので、外から言ってもらえると少しは耳を傾けるのではないかと思いますので、これからどんどん原発批判をお願いしたいですね。

NHKが地震発生日の志賀原発の様子を表にしています。見やすい!NHKもやる時はやるんですね。

東京新聞の原発取材班がYouTubeにて取材報告をされていました。とても有り難い限りです。

1月31日には、社民党の福島みずほ党首などが北陸電力を訪れ、視察の要望書を直接渡しました。社民党は、地震が発生してから志賀原発視察を北陸電力へ申し出ていたが、1か月も連絡が来なかったということは、北陸電力が何かを隠している恐れがありますね。なぜ隠そうとするのか、もしかすると放射能漏れが酷いことになっているのではないか怪しすぎます。

被災地への政府の対応や原発の様子を注視している最中、1月8日15時すぎ田中角栄元総理大臣邸が全焼するというニュースが流れました。大地震と大事故の次は大火事かと、不吉な事が新年早々ここまで立て続けに起こるとは思いも寄りませんでした。田中真紀子さんが線香をあげていた時に起きたそうですが、田中真紀子さんはちょうど1カ月前の12月8日に、閣僚らが揃って答弁を差し控えたことについて言及し、自民党の裏金問題について暴露していました。さらに、森友学園の決裁文書改ざん事件で自ら命を絶たれた赤木俊夫さんの真相解明に向けて動き続けている亡くなられた赤木さんの奥さんである赤木雅子さんの支援を田中真紀子さんがされていました。田中真紀子さんは、政府にとって不都合な真実を暴こうとしたから誰かに命を狙われたのではないかと勘繰ってしまいます。だって、このタイミングですよ?怪しすぎませんか?線香の火だけで家が全焼するとは考えにくいですし、ガラスが割れる音がしたという田中真紀子さんの証言もあるんです。日本の闇を垣間見た気がします。

石川県の馳知事が1月13日に岸田総理と一緒に被災地入りをするという意向を示しました。地震発生から10日も経っているにも関わらず、まだ現地入りしていないのかと。遅過ぎませんか?県知事であるなら、翌日には被災地に行くべきです。もっと言えば、年末年始に自分の担当している石川県ではなく、どうして東京にいたのですか?今まで何をやってたの!?と呆れて言葉が出てきません…しかも、能登視察を当面自粛することを一度申し合わせているんですよ。どんな思考回路をしていたら、被災地視察を見合わせるという考えになるのか理解できません。

13日に被災地入りを表明していた岸田首相が、天候の不調が懸念されるという酷い理由で、予定を1日ずらしたそうで、呆れすぎて僕の怒りメーターがオーバーヒートしそうです。行けたら行くみたいなノリは辞めていただきたい。命がかかっているんですよ?天気が悪くなりそうだから日にちを変えるって、人の命を何だと思っているんでしょうか。酷すぎます!

れいわ新選組の山本太郎参議院議員は、地震発生から5日後には現地入りしてくださっています。これこそ政府がやるべき対応ですよね。政府は何もせず、ジッとしているだけで、いち国会議員が直ぐに現地入りをし、現地の声を聞き、炊き出しなどの手伝いまでしてくださったそうです。これは、もうアベンジャーズの仲間入りしても良いレベルですね。そして、山本太郎議員はその日の内に現地レポートをツイッターにて報告してくれました。これは必読すべき報告書です。馳せ参じない馳知事とは大きな違いです。日本に山本太郎議員がいてくれて、本当に良かったと心の底から思いました。

これまで政府の悲惨な対応を取り上げてきましたが、温かいニュースもありました。クルド人の有志の方々がキッチンカーでケバブなどの食事を提供したという埼玉新聞の記事です。本当にありがたい限りです。れいわ新選組の山本太郎議員の提案にもあった、自衛隊によるキッチンカー。埼玉新聞の記事では、一般人がキッチンカーを出動させてくださったが、やはり山本太郎議員の言う通り、自衛隊が持っているキッチンカーを出動させることが出来れば、多くの人が助かります。災害時の自衛隊キッチンカーの出動を、ぜひとも実現してほしいですね。そのまてには、れいわ新選組を与党にする他ないと思います。もっとれいわ新選組の支持が増えて欲しいものです。僕も頑張らなければ。

国からの支援が行き届いていない中、国民は自分たちのチカラで何とか自助努力をしています。それを良い事に、急に辺野古新基地建設の工事が何故か着工されました。こんな時によくもやってくれましたね。最低です。沖縄県から批判の声が出ていることについて林官房長官は、今後も丁寧な説明を通じ、地元の理解を得る努力を続けていく考えを示したとのことですが、丁寧な説明をすれば何でもかんでもやっていい事にはならないんですよ。そもそも沖縄県に住んでる方々が反対しているのだから、やっちゃいけないんです。それなのに、どうして説明したから工事を強行しても良いという考えになるのか、理解不能です。被災地への支援がまだまだ出来ていないにも関わらず、なぜ工事をするのでしょうか。地震後の対応は後手後手で遅いのに、こういう工事は判断が早いのはなぜなのですか?イライラしすぎて、ノイローゼになりそうです。一刻も早く基地を無くして欲しいと訴え続けたいと思います。

役に立たない政府と機能していない報道機関にやるせなさを感じていると、歌手で俳優の杉良太郎さんが公式サイトで被災者の方々に対してのお見舞いの言葉と同時に日本の政治に対して提言をしたと知りました。杉良太郎さんは、1995年の阪神・淡路大震災や2011年の東日本大震災などで炊き出し等の被災地支援や福祉活動を自ら率先しておこなわれてきた方です。杉良太郎さんの名前を聞くと、東日本大震災の後、被災地で炊き出しをしていた杉良太郎さんがテレビのリポーターに「売名ですか?」と聞かれた際のエピソードをいつも思い出します。詳しい内容が載っている記事を参考資料に貼り付けていますが、すごく心に響きます。杉良太郎さんの今回の提言の中に、被災地からの避難すべきとありました。石川県の馳知事も、孤立集落に対して2次避難所に集落ごと避難して欲しいと述べたそうです。馳知事が集落ごと避難をお願いした同時刻、自見英子万博相が会見で「現時点で(万博の)中止や延期は考えていない」と発言したそうで、この期に及んでまだ万博をやろうとしているのかと、愕然としてしまいました。万博なんて即刻中止して、万博に使うはずだった予算を全て被災地の復興支援に回すべきだと思わないんですかね?このままでは、本当に人類史上類を見ない無駄金万博として、歴史に汚名を残すことになってしまいます。海外では、すでにタックス・イーター(tax eater)と呼ばれているそうで、これ以上恥を晒すつもりなのでしょうか。本当に今すぐ辞めて欲しいと心から思います。

信じられないことに、馳知事は避難している人に対し、3月に北陸新幹線の延伸と観光客の受け入れのため、旅館での避難に区切りをつけるという考えを示しました。こんな血も涙もないことが言えてしまう人が知事をしていることに腹立たしく思います。

2024年になって2週間目、鹿児島県の諏訪之瀬島が噴火しました。この場所は、普段から火山活動が活発らしいのですが、噴火警戒レベルは、2の火口周辺規制から3の入山規制へ引き上げ。大地震・大事故・火事・噴火が、2週間という非常に短い期間で起きたことは、不吉な年初めと言わざるを得ません。

14日、ようやく岸田総理が被災地を訪問。なんだろう、この全く安心できない感じは…なんか仕事で仕方なく来ましたって雰囲気がして、悲しくなりました。

1月17日、発災から2週間以上経過しているにも関わらず、政府の被災地への支援が進んでいない中、れいわ新選組が石川県能登半島地震の復興にかかる声明をいち早く出しました。素早い対応に流石だなと思いました。

今回の地震を受けて氷見市立博物館が中心となって文化財レスキューの実施を始められました。

また石川県立歴史博物館も被災した資料の保全を呼びかけられています。

1月24日に参議院予算委員会で、山本太郎参議院議員から、「災害支援金額を50万円に引き上げること」と「生活再建できていない被災者への支援継続」という総理への提言がありました。それに対し岸田首相は、きちんと答えませんでした。山本太郎議員が提示された資料の中に、秋田県で起きた大規模自然災害によって家が全壊した場合でも政府からの支給額はたったの1万9,200円しかなかったという事実が露わになりました。たった1万9,200円ですよ!?少なすぎます。災害救助法には生活必需品のための費用支給の対象として、洋服・下着・炊飯器やガスコンロ等の家電・布団・食器類等があります。総務省小売物価統計調査では、これらの生活必需品の品目を揃えるには、16万7,400円かかるとされているにも関わらず、国からの支給は1万9,200円なんですよ。全くもって支援出来ておらず、このような対応ではヤクザと同じようなものです。

今回の山本太郎議員の質疑で、政府の今までの災害対応は粗末であったことが明らかになりました。そして此度の能登半島での地震では、目に見えて政府の初動対応が遅かったため、未だに被災者の方々は大変な毎日を送られています。しかし、岸田首相は救命救助に迅速に取り組んだと言っており、開いた口が塞がりません。対応を明日に明日にと延期してましたよね?新年会を3軒はしごしてましたよね?テレビにも生出演してましたよね?雨を理由に被災地訪問を遅らせましたよね?こんな有様で迅速に取り組んだと言える神経が理解できません。

挙げ句の果てに、北陸応援割を実施すると検討外れも甚だしい発言をしています。コロナが始まった時に実施したGoToキャンペーンも失敗しましたよね?学ばなかったのですか?また同じ轍を踏むつもりなのでしょうか。そんなことにお金を使うのではなく、国が旅館やホテルの空き室を全て借り上げ、2次避難所やボランティアに来ている人、自治体から派遣されている人の宿泊所にした方が被災地支援になるはずです。今遊びに行く人にお金を出すのではなく、まずは被災地復興を最優先課題として全力を注ぐ必要があると思います。被災地復興と北陸応援割の両方おこなうということは、被災地復興に全力を注いでいないということになるので、復興が完了してから、今回の北陸応援割を実施すれば良い方向に行くと考えます。

1月26日、河野太郎デジタル大臣がマイナカードで能登地震の被災者を把握を試みたそうですが、マイナカード専用カードリーダーを用意出来なかったため、代わりにSuicaで被災者の情報を把握すると述べました。Suicaで代替えが出来るのなら、もうマイナカードは不要と言う事ですよね?この際、マイナカードは廃止でいいのではないでしょうか?マイナカードと健康保険証を一体化させ、今ある健康保険証を廃止するという愚かな事もしなくて済むのですから。マイナカードと一緒に避難しろなどと発言しておられますが、こんなにもデメリットばかりのマイナカードは足手纏いでしかありません。マイナカードは、今すぐ廃止するしかないと思います。

能登半島地震の際に起きた火事で、永井豪記念館が全焼してしまいました。管理していた原画などは焼失は無事に免れたそうですが、当初は焼けてしまったのではという情報が飛び交っており、それを受け永井豪さんが「(原画などが)もし失われていたとしても、いくらでもまた描いたり作ったりすることが出来ると思っています。そのこと自体は大したことではありません。」とコメントされ、まずは復興が大事と思いを寄せられました。

また東映アニメーションミュージアムチャンネルという東映アニメーションが創立60周年を記念して開設された公式YouTubeチャンネルで、2018年1月13日に公開された「劇場版マジンガーZ/INFINITY」が能登半島地震復興応援配信としてプレミア配信されました。この配信の収益は、能登半島地震の被災地へ寄付されるそうなので、たくさんの方に観て欲しいですね。

2次避難所で提供されたお弁当の写真を、杉尾ひでや参議院議員が写真付きでツイートされていました。驚いたのは、その量です。冷凍の小さなシュウマイ3つと少量の焼きそばに白米と、これだけでは到底お腹いっぱいにはならないご飯の量でした。発災から既に26日も経っているんですよ?どうして未だにこんな酷い扱いを受けなければならないのでしょうか。一体どこに税金を使っているのですか。

そんな酷いご飯の写真が流れてきた同じ日に、大阪市は万博に向けてボランティアを募集しだしたのです。今ボランティアが必要なのは被災地なんですよ。万博ではありません。どういう神経をしていたら、今の現状で万博ボランティアを募集できるのか、全く理解できません。同じ人間なのか疑問に思ってしまいます。

能登半島地震発災から1か月経たずに、東京・神奈川で震度4の地震が起きました。明らかに地震が起きるスパンが短くなっているので、政府には今すぐにでも首都直下型や南海トラフ等の対策と防災庁の設立をおこなって欲しいです。地震は必ず起きるし、自然災害が起きるのは仕方がないですが、自然災害が起きた後に起きる事は全て人災なんです。政府には、しっかりと対応していただきたいと思うと同時に、我々国民も声をあげていかなければなりません。

25日時点で、球洲・輪島・能登に災害廃棄物の仮置き場が開設できていない状態で、さらに断水も続いている地域も未だにあるそうです。被災した小屋の片付けをしていた職員の方が「何から手を付けたらいいか分からんね。」と話されたと書かれていて、政府は一体何をしてるんだと憤りを感じます。

読売新聞の1月30日の記事に、日本法医学会が、能登半島地震の犠牲者131人の死因をまとめたと書かれていました。中でも、低体温によって亡くなった数が16%となっていることから、いかに政府の対応が遅かったかが分かります。

1月最終日、愛知県武豊火力発電所が爆発しました。ただ少し気がかりな点があるのが、引っかかります。まず疑問に思ったのは、近くに住む男性が「地震かなと思った」と話されていた点。地震の揺れの振動と爆発の振動を果たして間違えるでしょうか。たしかに直下型地震の際の音と振動は似ているかもしれません。次に、2022年8月から運転を再会している点です。再稼働してから2年しか経っていないのに、今回のような事が起きてしまったとは考えにくく、誰かが故意に爆発させたのではないかと思ってしまいます。1日の能登半島地震で志賀原発に様々な事故が起きていることが分かり始め、原発は無くすべきだという世論の声が大きくなってきたため、国民の目を原発から離すべく火力発電所をターゲットにしたのではないかとも考えられます。少し勘繰り過ぎましたが、それほど政府が原発に執着する姿勢が異様に映っているのです。それにしても、2024年は地震に始まり、火力発電所の爆発で終わるという不気味な1ヶ月となりました。









参考資料

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