ばぁちゃんと義妹、二泊三日の鹿教湯温泉旅行 その2

もしかしたら、他にもスピード違反取り締まりをしてるかと思い
気をつけて運転。
日頃から、スピードを出してはいないし
交通違反をしないように気をつけて運転してるつもりだが
パトカーやお巡りさんを見かけると緊張してしまうのは、
なぜだろう?
昔、悪いこと(子どものいたずらなど)をすると
母や祖母によく言われた
「お巡りさんに言うよ!!」と。
だからかもしれない。

そう言えば保育士時代、お子さんが言うことを聞かないと
「先生に怒ってもらうからね!」と言ってるお母さんいたなぁ。
あの子たちにとって、保育士さんは怖い、怒る存在として記憶されたのかしら?
あの時の子どもたちに会ったら聞いて見たいな。
などと思った。

トイレ休憩で立ち寄った道の駅なぐらから昼ごはんの予約。
ひまわりの里から車で1分、道沿いにあるが気にせずの通り過ぎがちなお店。
以前一度寄って見たら、かなり美味しかった。
ただ店主の方が個性的。好き嫌いが分かれるタイプじゃ無いかな。
メニューは、山女と五平餅。
注文したのは、山女の唐揚げ一匹と塩焼き一匹と五平餅2本、味噌汁、小鉢。
1950円。

お店は炉端で調理するタイプ。
お店に着く時間を連絡してあったので、
火が着いている炭がパチパチしていた。
足の悪いばぁちゃんも座れる、小さい椅子もある。
入り口で注文下から、すぐに小鉢?前菜?が出てくる。
ぴちぴち跳ねそうな塩焼き用の山女登場。
続いて、五平餅も。
店主のおじさんが、
「魚は裏返すのはこちらが合図してからだよ」と。
「五平餅は1分ごとに500回返すだよ」も。
はい、これからおじさんの指導入ります。
ぼやぼやしていると、遠くからもおじさんの声がかかります。
「早く五平餅返さんと焦げるよ」
「山女はまだ触っちゃダメ」などなど。

これはおじさんが自分の料理を、より美味しく食べてほしいから。
でも、あれこれ言われるのが嫌な人もいる。
口コミなどでは、低い評価をしている人もいた。
私も最初はびっくりした。
「わぁー、なんだこりゃ!」と思ったけど
おじさんの言う通りにやってみたら美味しい。
お味噌汁も、手作り漬物もとにかく美味しい。
で、
今回、旅行の通り道だったので
こちらでの昼ごはんを決めた。
義妹は初めてなので、驚くといけないと思い
先に個性的はお店であることを伝えておいた。

五平餅と山女を焼いている間に、唐揚げがきた。
見るからに美味しそう。
パクッと頭から食べてみる。
サクッとした食感、気にならない小骨。
美味しくって、パクパク食べた。
そのうちに五平餅が焼けてきた。
五平餅の味噌は、胡桃、蕗のとう、エゴマ。
好きな物を付けられる。
私は、胡桃と蕗のとうにした。
安定した胡桃のまろやかさ、ちょっとほろ苦い蕗のとう。
美味しい以外は見つからない。

お客さんが少なかったので、おじさんがどこにいくのか?
聞いてきた。
鹿教湯温泉に行くことを伝えると、松本地域の花の名所を教えてくれた。
その時は、「ふむふむそうなんですね」と言う感じで聞いていた。
食事が終わる頃、おじさんがやってきた。
私たちの食事中に、この先に通行止めが無いか?教えてくれた松本の桜の名所への行き方を調べてくれていたのだ。住所と管理している事務所の電話番号まで。
なんて優しいのだろう!感動した。
料理がより美味しく感じた。

そして、代金を支払って帰ろうとすると
「花の名所に行くときは、ガーナビに住所入れないと行けないかもしれないから住所入れて」と
わざわざ声をかけにきてくれた。
良い人だ。

つづく

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