VCJ MAIN STAGE CR          ヘイブン  Cサイト攻め分析

初めまして、Calmと申します。
ここではMain Stageで1MAPも落とさなかったCRについて
分析していきます。

・まずMAPに関して


なぜ、CRが試合を行ったMAP5種類の中でヘイブンを分析していくかにつきましてはこちらをご覧ください。

グラフ①

Main StageではCRは14試合行い、全てのMAPを勝ち抜きました。
その中で6回もヘイブンで戦い1度も取得されなかったCRの十八番でもある
ヘイブンの強さを分析したいと考えました。

・ではなぜCサイト攻めについてなのか

次に、ヘイブンで行った全6試合のラウンド数をまとめてみたので
ご覧ください。

グラフ②

総ラウンド数が124に対して78ラウンド獲得46ラウンド喪失という獲得率としては約6割取得しての勝利になっております。
実際に一番取得されたCGZでは、13-10での勝利。
   一番喪失が少なかったRCでは、13-5で勝利。
つまり他チームはその間なので取得率としては約6割となります。

その上でどこに注目し、分析を進めていくかの材料としてCRの特徴についてまとめました。

次にCRの攻め・守りでのラウンド数・取得率についてこちらを
ご覧ください。

グラフ③

まず一番注目して頂きたいのが、攻めの合計ラウンドに対する取得ラウンド
の高さです。
69ラウンド攻めて51回ラウンド取得に成功しているため、約7.5割攻めで
ラウンド獲得ができていました。
ここで一度、先程のグラフ②の総獲得ラウンド数と並べてみます。

グラフ④

なんと、取得した78ラウンド中51ラウンドを攻めで獲得しておりました。

では、次にCRの凄まじい攻めについて細かく統計を取ってみました。

グラフ⑤

ここで注目していただきたいのが、攻めのプラント数と
Cサイトのラウンド取得率です。
69回攻めて59回はプラントまで必ず結び付けています。
そしてCサイトプラント後は約8.5割ラウンドを獲得しております。

なぜCRは、Cサイトでこれだけ多くのラウンドを獲得し、
勝利へたどり着けたのか。



これらを元にCRのCサイト攻めの強さについて分析していきます。
※強さとしてカバーの速さ・勝たなきゃいけない撃ち合いの強さ
などは割愛させていっただきます。

まずはCRの構成です。
6試合とも
ジェット : Meiy選手
ソーヴァ    : popogachi選手
ブリーチ    : neth選手
オーメン    :    makiba選手
キルジョイ : medusa選手   という構成となります。

CRヘイブン構成

まずはCRの圧倒的な攻めについて分析していきます。

CRのCサイト攻めの強さは1つです。

・Aアクションを欠かさない

※アクションとは:Aメイン・Aショートに対してスキルを放つことや、自らエリア取りをしAメイン・Aショートの状況を握らせないこととする。

ではAアクションを欠かさないことでCRは何を実現できているのか。
実現できていることして大きく分けて3つあります。

①緩急をつけた攻め
②MIDよりもAを気になって仕方がない
③エコラウンドの安全性

3つを見ていただいた後に、
具体的にどのようにしてAアクションをかけていたのか。
取得率が高いCはどのような攻めだったのか、提示させていただきます。

3つの実現できていることの前に見ていただきたいのが、
どれだけAアクションをかけてその後どのような動きをしているか。

グラフ⑥

先程の攻めの合計ラウンド数と考えると、攻めラウンドが69回あり、
その内43回どこかしらのタイミングでAアクションをしている。

この統計を見てわかることとして、アクションをかけることでAを警戒するため最終的なAとC攻めの回数にはほぼ差がないが、取得率で見ると圧倒的にCサイトでラウンドが獲得できるという事。

つまり、常に相手はAを警戒している状態を示す。
警戒とは:常にAサイトの人数配分や寄りを意識しているということ

常に相手はAを警戒している状態を前提とし実現できている3つを
ご覧ください。

①緩急をつけた攻め

(ここではC攻めをメインに分析しております)
①は②と③にも関わってくる内容となっております。

以下のグラフ⑦、⑧も考慮しつつ見ていただきたいです。

グラフ⑦
グラフ⑧


[1.1]Aアクション惑わせ術No1
段取り

CR視点  1.Aアクション

相手視点  2.情報を握れてない且つ毎回の事でAを警戒してしまう

CR視点   3.素早いCローテート

【Cサイト状況】
いても一人でリテイク配置になる(サイトから出る)または
判断の速さに追いつけなく約7.5割サイト中は0人

[1.1]Aアクション惑わせ術No2
段取り
CR視点  1.A以外のサイトへアクション

相手視点  2.Aに警戒を置いていたため急な別サイトへの
      アクションで焦る。

CR視点  3.そこからAアクション

相手視点  4.別サイトからのローテートでAのエリアを取り返された状況
                 で相手はAを本命だと考えさらに警戒

CR視点  5.素早いCローテ―ト

【Cサイト状況】
いても一人でリテイク配置になる(サイトから出る)または
 判断の速さに追いつけなく約7.5割はサイト中0人。

これが28回プラントし、24回ラウンド獲得できている要因となっている。


[2]急なCラッシュ
ほぼ毎回Aアクションを行うことで、相手からしたら警戒している
Aサイトではなく急なCサイトラッシュは予想外。
グラフ⑧にも載っている通り、5割はサイト中2人、3割はサイト中0人

※元々1人守っていて、リテイクに切り替えサイトから出た場合も0人
としている。


②MIDよりもAメイン・ショートを気になって仕方がない



[1]Medusa選手のMIDフリー術
1.相手はラウンド開始時Aメインを警戒しているためAサイトに人数を割いて、開幕MIDの情報を掴むことができていない。
2.MIDプッシュされることも今回では2回しかなく、リスポーン地点
・ガレージ・Bサイト前を自由に動くことができている。
3.これによりBラークを何度も好きなタイミングでかけることができてる。

[2]Aをどうしてもクリアしたい欲
1.Aを警戒していた複数人は急なAサイト外へのアクションの時、Aメイン・
AショートをプッシュしAロビーをクリアしたくなってしまう。

2.1別サイトでのプラント後には、リスポーン地点・ガレージ・Bサイト前を掌握できてるため、一方的に裏取りなどの足音などの情報を入手できる。
2.2別サイトへのアクションだけの時は、Aロビー・Aメイン・Aショート
で詰め待ちすることでキルを狙える。

これらを裏付けるためのグラフをご覧ください。

グラフ⑨

※ここでの詰め待ちはAメインとリスポーン地点も含めることとする。
※ここでのAプッシュは相手がAロビーをクリアした回数を示す。

グラフ⑨でわかることとして、
実際に攻め69ラウンド中MIDプッシュは2回
その他67ラウンドはプラント後まではMedusa選手の庭となる。

Aサイト以外へのアクション・Aサイト以外のプラント後の
Aプッシュが今までのグラフで比べると約3割弱
相手は約3ラウンドに1回はAロビーまでクリアしている。

そして実際にAメインでMeiy選手・リスポーン地点でMedusa選手が詰め待ちした時必ず1キルは獲得している。

※負けの3回は複数人vs Medeusa選手の時のトレードも負けに含んでいるため1キルと情報は獲得できている。


③エコラウンドの安全性について


まず見ていただきたいのが、全6試合の相手がエコの時のCR
の攻めラウンド取得箇所と取得率

グラフ⑩

相手が22ラウンドエコして、その間で起きたスリフティは2ラウンド
そして注目していただきたいのは、Cサイトのエコラウンド取得率
Cサイトの取得が28ラウンドに対してエコラウンドのCサイト取得が
13ラウンドというCサイトの取得率の約5割はエコラウンドだった。

グラフ⑨より、Cスタックなどは1度もなくエコラウンドを獲得できている。

①緩急をつけた攻めをすることでこれらも再現できている。

・次に具体的にどんな動きをしていたのか

ここではこの2つに分けて書かせて頂きます。
①Aアクション
②Cサイトへの入り方

①Aアクション


主にCRが行っていたAアクション方法は二つ
[1]スキルを使ったエリア取り
[2]体を使ったエリア取り


[1]スキルを使ったエリア取り
 1.開幕でのダークカヴァー

図1

アクションとして一番用いられていたのが、Aメインのこの位置に
ダークカヴァーを放つことです。
ダークカヴァーをAメイン放つと共にショートにドローンを流したり、ショートを複数人で詰め待ちする動きを行っていました。

【特徴】としては、Aメイン・Aショートを一人で見る事ができず、Aに人数配分を割かせることができます。
それと同時に、Aメイン・Aショートにいるかもしれないという不信感を相手に与えることができます。

 2.中盤でのオウルドローン

図2

【特徴】としては、一度別サイトのアクション後Aメイン・Aショートの
エリア取りをされることで、相手からしたら元々Aを気にしていたのも
含めA展開を本命だと感じ警戒が高まります。

[2]体を使ったエリア取り
 1.開幕4人でのAメイン・Aショートのエリア取り

図3

【特徴】としては、ダークカヴァーの時とは違い確実に☆マークまでエリア取りすることができ相手をサイトまで引かせることができます。
スキルを使ったエリア取りとの差は確実にAメイン・Aショートが取られているという情報を相手に与えることができます。

頻度は少なかったが、使われていた戦術


[1]Aアクション後、他のメンバーが別サイトへアクションを行いその間
AメインでMeiy選手が詰め待ちすることが3回あった。

図4

makiba選手がAロビーの箱上で詰め待ちする場面も、

図5

【特徴】Aアクションから別サイトへのアクションを行うことで相手は、確実にAロビーまでクリアしたくなる、その隙をつくことができる。
つまり、先程書いた[2]Aをどうしてもクリアしたい欲に繋がる。

Aプッシュを倒せた時、そのままA展開のラウンドも・・・・


[2]スキルを使ったエリア取りと同時にスロウで進行するラウンド
もありました。

図6

【特徴】MIDやCロングの情報を取られていない場合
相手視点だとローテートの可能性があるため
Aアクションから時間差で奇襲をしかけることで隙をつくことができる。


②Cサイトへの入り方

主にCRがCサイトに入るとき行っていた経路は二つ。
[1]Cメイン
[2]Cメイン・ガレージ挟み

[1]Cメイン
基本的な形としては、
・Meiy選手とmakiba選手がステージにエントリー
・neth選手がステージ裏またはサイト裏へフラッシュ
・popogachi選手がサイト右側をドローンまたはリコンで索敵

図7


状況に応じて、
・neth選手がCTまたはサイト裏へのアフターショック
・neth選手がサイト裏またはガレージ・CTへのフォールトライン

図8

【特徴】としては、
基本的にサイト右側はスキルを使用することで、その間に左側からMeiy選手とmakiba選手の二人で制圧できる。
2人でのエントリーなのでカバーやトレードも取りやすい。

※サイト右側はクリアリングする箇所が多い事やガレージ・CT抜けの可能性もあるため危険要素が多い。
そのため危険な右側をスキルでケアし、安全な左側から選手2人で制圧
という形ができている。

これらの方法でCメインからCサイトを取りに行く際、
medusa選手は
1.本陣に加わる
2.MIDラーク
3.リスポーン地点で詰め待ち
の3つの選択肢を自由に選択し動けている。

図9

[2]Cメイン・ガレージ挟み

ガレージからエントリー時の基本の形としては、
・Meiy選手がCサイトへ左側をケアするエントリー
・neth選手がCサイト側へフォールトラインまたはアフターショック
・neth選手がCサイト裏へフラッシュ

図10

【特徴】としては、
Meiy選手の左側ケアのエントリーにより、コネクター左角とレディアナイトBOXの裏の情報を得ることができる。
neth選手のフォールトラインまたはアフターショックにより、Cサイトの薪をクリアすることができる。
※アフターショックでは薪を確実にクリアすることができる。
 フォールトラインだと誰かが見に行かないと確実にはクリアできない。

エントリー後の基本的な動きとしては、
・Meiy選手がサイト右側から回る
状況に応じて、
・popogachi選手がCロングからCサイト裏へソーヴァリコン
・makiba選手がCロングからCステージへパラノイア

図11

【特徴】としては、
Meiy選手がガレージからCサイトへエントリー後サイトの右側を回るため、ソーヴァリコンやパラノイアを使うことでサイト中に敵がいた時、
Meiy選手のキルの手助けになる。

※Meiy選手がCサイトの右側から回るため、
 薪に毎回確実にneth選手はスキルを使っている。

以上が、CRが実際どんな動きやセットなどの攻め方をし、Cサイトで
大量のラウンドを獲得し勝利へたどり着いたかのまとめになります。

ご清聴ありがとうございました。 


                                    Calm


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