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大人が書道を始めると良い5つの理由
みなさんは、「書道」というと何を思い浮かべられるでしょうか?習字?漢字?子供の頃に近所のおばあちゃんに習っていたとか、色々なご経験がおありかと思います。「書道にちょっと興味がある」「これから書道を始めたい」と思っていらっしゃる方に、私の経験とそこから感じた「書道を始めると良い理由」を少しお話ししたいと思います。
かくいう私は、小学生の頃に近所でまさに「習字」をやっていました。「の」の字が上手く
写経を書こう!講座を開催しました
こんにちは。すっかり秋めいてまいりました!楽静舎では、文化の日に、神楽坂のとある古民家で、「写経を書こう!」講座を開催しました。
一字一仏。一字一字を丁寧に、心を穏やかに、各々に念じながら、延命十句観音経を書きました。
お経なので、字の形を直すということはあまりせず、読めない字や、誤字がないようにすることに重きをおいた講座としました。なかなか静かな環境で1つのことに集中することが少ない社会人
千年経っても感動する和歌
「はるごとに 花のさかりはありなめど あひ見むことは いのちなりけり」
春がくるたびに花の盛りはあるけれど、それを見ることができるのは自分の命があってこそのことなのですね
古今和歌集の歌なので千年以上前に詠まれた歌です(よみびと知らず)。こんなに昔の人なのに、今の時代に生きている私と同じ気持ちなんて・・・・人の心は時代を経ても変わらないものなのですね。桜を今年も見られた喜び、生きている喜び
人に何かを伝えられてこそ、作品
きみ待つとわがこいをれば わがやどのすだれうごかし あきのかぜふく あかねさす むらさきのゆきしめのゆき のもりはみずや きみがそでふる ー 額田王
書道、特に仮名の作品は、料紙というきれいな紙に、少し薄めの墨で流麗に書くことが求められますが、私の場合、歌の内容にはいつも忠実でありたいと思っています。
一首目は、有名な恋の歌。二首目は、額田王と、天智天皇をはじめとする宮廷の人たちが薬猟に出