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お気に入りのdD

私の備忘録、教室での私の説明用としてのノート
そのノートを書ける日は、カリグラフィーのアルファベットを清書しております

小文字のdも大文字のDも好きな文字のひとつです。
このdの私のイメージのお話しです

カリグラフィーを習い始めた頃
ゴシック体の小文字dが、お顔に見えて
なんだか可愛いと言うか。。。

ゴシック体って
Black Letterとも呼ばれていますが、その理由は。。。
紙は(羊皮紙だったり、東洋から紙が伝播されるのですが)、
当時は貴重品だったので
詰めて書く
そのゴシック体の文字が並ぶと、
用紙が黒っぽく見えると言う事から
Black Letterと呼ばれるらしいです。。。
なので、他の書体の小文字に比べると
非常に狭い文字です。

前髪の様なd

そのゴシック体の狭い小文字の中で特にdは、
ホント!前髪がリーゼントのお顔に見えます。

このdの上部の前髪に見えるようなstroke

大文字のROMAN  CAPITALから色々な書体に変遷していく中で
私のノートでは、まだ紹介しておりませんが。。。

アンシャル体(ANCIAL)と言う大文字のみの書体
(割と知られている書体で4世紀頃からの書体)
既に書を書く写字生が西洋ではいたらしいから凄いですね。

〈ちょっとここで日本のカリグラフィー〉
日本の書の書き手がわかっている書や紙に残された書は
聖徳太子かららしいです。7世紀頃からです。。。
この頂き物の書録に書いてありました。
随分前になりますが、絵の教室で当時のお仲間から
「貴女ならこの本お役に立つでしょ💕」って
この書録の編集をされた会社にお勤めだった方から頂きました。
お元気かなぁ。。。

話は戻って。。。
そのアンシャル体Dは、2stroke目は1stroke目に対して被さるように
上部(Ascender)からアンダーラインの1strokeと合わせます。
この前髪のようなstrokeが特徴のアンシャル体のD

その書き方がこの後、スマートになって
丸い部分が小さくなり小文字のdになっていったのではと
私は、推察しています。

この人間の横顔の様に見えるdの前髪があるタイプは、
ドイツで広まったフラクチャー体もゴシック体からの派生だから当然として

イタリック体でもカッパープレート体でもvariationsとしてあります。
このdのデザインは、人気の書き方なのでしょうね😍

背骨の様なstrokeのd

5世紀頃のカロリンジャン体(Caloringian) から派生の
ヒューマニスト体(HUMANIST)ブックハンド体(Bookhand)では
2stroke目
前髪の様に顔(丸いor四角い)部分に被さるのでは無く
背骨が伸びた様に
スクっと、スラっと上部からアンダーラインに向かって
1stroke目に沿う様に下ろします。

反して大文字のDは
ROMANのからの流れを踏襲してか、ブックハンド体はもとより
ゴシック体でもフラクチャー体でも丸い形の
お腹が出たようなDなのですが。。。

この丸さは、傾斜文字のイタリック体とかカッパープレート体では
バランスが変わっていきます。
左の部分がとてもゆったりで丸い

この大文字Dの丸さもお気に入り

私の考察するdDのストーリーは、こんな感じです😍

次のeEやfFのテキストは書き終えましたが。。。
備忘録ノートとしてのストーリーは、これから、これから😊

今週は、カリグラフィー教室 彩りとしての教室開催週ですので
合間に備忘録ノートを綴っております
お待ち下さいませ。。。ね

to be continued...

「#カリグラフィー」 
「#西洋書道」 
「#書道」 

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