社会はどうなるの?

世界的なコロナウィルスの流行によって我が国も少なからず影響を受けた。

しかしそれは同時に今まで見て見ぬフリをしていた物事を考え直すきっかけにもなったのではないだろうか。

昔から言っていたことだが、東京近辺に住んで1時間も電車に揺られて会社でパソコンをカタカタやるなんて馬鹿馬鹿しい。

リモートワークの台頭は、正直遅かったくらいだと思う。

それに伴い、東京一極集中の脆弱性も露見した様に思われる。

そりゃそうだ。素人目に見ても危ないと思う。

こんなに大事なもんを一箇所に纏めて「此処に爆弾落としてくれー!」って言っている様なもんだと思う。

とまぁ東京に夢を見て上京して来た俺が言っても何の説得力も無い訳だが、現状がこうなったからこそ希うこともある。

それは「何処に居るかではなく何をするか」

と言う社会になって欲しいと言う切実な願いだ。

今までは、殊に俺のやっている音楽なんかは、人が沢山居る東京の方が出会いもチャンスも多く得られたんだと思う。

でもそれは変わりつつあるんだと思う。

これからはど田舎の誰も居ねえのを良いことにフェスやったって良いし、ディレクションや色んなことをリモートでやったっていい。

まぁ若干暴論かもしれないが、そうやって徐々に、先ずは人さえ居れば何とかなる文化から、地方に散りばめて行くべきではないだろうか。

尤も俺が浅学だから知らないだけで、とっくにそう言うムーブメントはあるのかもしれないけど。

兎にも角にも、東京が文化の中心だなんて誰が決めたことなんだって言いたいのである。

地方再生は、先ず文化から行うと言うのも面白いのではなかろうか。

「何処に居るかより何をするか」そんな未来に希望を見出しつつ、コロナの1日も早い収束を願う今日この頃である。

あなたのご好意が、私の餌代になります。