ボカコレ2022春

こんにちは、Calkyonです。

4月22日から25日にかけて4日間、4度目のボカコレが開催されました。今回はオリジナル曲の総投稿数が4000曲を超え、今までで一番の盛り上がりを見せました。前回に引き続き、今回もオリジナル曲を全曲チェックし、その中でもいいなと思った曲をマイリストにまとめました。

余談ですが、僕が作ったこのマイリストがNicoBoxのトップページに掲載され、マイリストのフォロワーが100人近くになりました。小躍りしました。


さて本題です。今回も前回までと同様に、TOP30圏外の曲の中から10曲厳選してきました。


After the END / V/R Converters

1曲目はV/R Convertersさんの「After the END」です。

V/R Convertersさんは音楽制作グループで、音が分厚く、壮大で開放感のある曲を投稿しています。今回の楽曲も例にもれず、音作りが細部までこだわっていて、ヘッドフォンで視聴することをお勧めします。ゆったりとしたテンポで、しかし自然と体が揺れてしまいます。落ちサビからラスサビにかけての展開はまさにこの方たちの真骨頂といえるでしょう。


健康をお大事に / tayu

2曲目はtayuさんの「健康をお大事に」です。

今回のボカコレ10選尖り枠です。tayuさんはかわいい曲調とハードコアのような、強い音を融合するボカロPです。今回は狂気に振り切ってきました。音作りは今までのtayuさんなのですが、歌詞も動画も"強い"ため、オケのバグった感じがさらに際立ちます。2番サビ前のパンの振り方楽しんでほしいのでぜひイヤホンで聴いてください。健康をお大事に。


Good Morning Azure Delusion / AzureHead

3曲目はAzureHeadさんの「Good Morning Azure Delusion」です。

この曲はbilibili動画で活動されている方々による合作です。クラブミュージックとでもいえばいいのでしょうか、マシンガンみたいでかつ小気味良い韻の踏み方をする歌詞や、耳に残り口ずさみたくなる合いの手が特徴です。動画も、癖のある絵を引き立てるようなカメラワークや歌詞の入れ方で、とにかく最高です。ぜひ視聴してみてください。


惰神メンディーネ / オピュペポップ

4曲目はオピュペポップさんの「惰神メンディーネ」です。

子の楽曲は、常に韻を踏み続ける歌詞と「め~んど~くさ~い」の合いの手で進行していきます。1番サビ終わりから登場する付点の拍子区間はさらにだるさが伝わってきます。ラスサビの歌詞も、めんどくさいことに対して開き直り、そのうえで「最適化効率人生」を目指しますが・・・
今回のボカコレで歌詞に注目したとき、1選を選ぶならこの曲です。


Hodian Crusoe / ふんぼると

5曲目はふんぼるとさんの「Hodian Crusoe」です。

ボカロ民族調の楽曲です。個人的にこういう民族調のボカロ曲が大好きなので選びました。6拍子の落ち着いた雰囲気で進行するこの曲は子供のころの、目に映るすべてのものが新鮮に見えたあの景色を思い出させます。1サビとラスサビの過去と未来の対比と、ラスサビの最後で転調し4拍子の後奏へとつながる展開は必聴といえるでしょう。


Cognitive Distortions / omc

6曲目はomcさんの「Cognitive Distortions」です。

この曲は現在合成音声のツートップであるミクと可不のデュエットで、ボカロックです。サビのキャッチーなメロディを二人が叫ぶようにユニゾンするところはとても痛快です。メロディだけではなくイントロから惹きこまれます。
この曲は同日に投稿された「夏の帳」の姉妹曲となっています。そちらも併せて視聴するとよっり考察が深まるかもしれません。


デザイアド・ディストピア / MoAI

7曲目はMoAIさんの「デザイアド・ディストピア」です。

軽快なテンポの明るいロックに、かわいいミクの歌声に惚れてしまいました。とにかくメロディが素晴らしい。たどたどしいミクの声で早口な歌を歌っているのはかわいいし、踊るようなベースや時々なるフルートやピアノ、時々差し込まれる遊びなど、聴いていてずっと楽しいです。語彙力がないのが本当に惜しいくらいこの曲が大好きです。


イナイナイリズム / 百夜カエル

8曲目は百夜カエルさんの「イナイナイリズム」です。

イントロからサビ前にかけては数年前に流行った「ボカロっぽい曲」で、それだけでは僕は10選に選ばないのですが、この曲を10選に選ぶ理由になったのがサビです。サビでテンポを落とし明るい曲調へと変貌し、さらにそれがさほど違和感がないモノになっています。ぜひ皆さんもサビで驚き、虜になってください。


はじめて / バーミーズ

9曲目はバーミーズさんの「はじめて」です。

みんな大好き「ボカロと歌ってみた」です。今回のボカコレを全曲チェックした印象としてボカロと歌ってみたが多いな、と思いました。その中で一番良いと思った曲がこれです。Tommyさんのカッコいい声とミクの柔らかい声の掛け合いやユニゾンが、綺麗で迫力のあるオケとメロディに乗っているのが本当に素晴らしいです。皆さんぜひ聴いてください、初見ですぐに惚れると思います。


蒼と海鳥 / ZEROKU

10曲目はZEROKUさんの「青と海鳥」です。

何もかも好きです(唐突な告白)。サビのメロディも、ピアノも、Aメロのオシャレなオケも、サビ前とサビ後のEDMチックなところも、サビが大きく盛り上がるかと思わせておいて静かなサビも、サビ後半のストリングスの緊張感も、リンのささやくような、叫ぶような歌声も、すべて好きです。シンプルな曲展開にもかかわらず良すぎるところが多すぎるのでものすごい満足感を得られます。



今回のボカコレは、今までで一番楽しいものでした。曲のジャンルは幅広く、各々の個性に磨きがかかり、曲のクオリティがとても高く、何千曲とチェックしていても飽きが来ませんでした。ボカロPの僕からすると、人気になるためのハードルが爆上がりしているとも言えますが・・・

また、曲の好みは人によって違います。今回紹介した動画は僕の完全な趣味によるものです。皆さんも暇なときに再生数の少ないVOCALOIDの動画を開いてみてください。新しい世界がそこに待っています。


これからもボカロを愛していこうぜ!!!

#vocanote

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