地球儀


何度聴いてもこぼれてしまう。

初めて映画館で聴いた時、
この曲の2番の歌詞に涙した。

 僕が愛したあの人は 
 誰も知らないところへ行った
 あの日のままの 優しい顔で
 今もどこか遠く

地球儀 / 米津玄師

映画をイメージして聴いていたはずなのに
この歌詞を聴いた時、
私は自分自身と母とを重ねていた。

 雨を受け歌い出す 人目も構わず
 この道が続くのは 続けと願ったから

この「歌い出す」という歌詞は私にとって
スコールのような大雨の中、泣き叫んでるように思えた。

それでも、この道が続くのは、続いてるのは自分が望んでいるから。私が決めていること。

その事実を受け止めて、受け入れて進んでく。

まるで行っておいで。と背中を撫で、私に新たなスタートを切る機会をくれたような歌。

これからもずっとお守りのように、手のひらに握り込んだ秘密みたいに持ち続けると思う。

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