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激動の3日間

NCAAが正式にコロナウイルスの影響によってマーチマッドネスの中止を発表しました。正確には冬、春競技のレギュラーシーズンと全てのポストシーズントーナメントを中止にしました。
これによって自分のWVUでの1年目のシーズンも残念ながら幕を閉じました。自分はまだあと1年あるのでしっかりまた1からやっていきます。

全米の一大イベントであるマーチマッドネス中止の一報を受けて、チーム関係者はもちろん多くのファンが失望の色を隠せないでいるのが現状です。

3月10日(火)にあったNCAAの"NCAAトーナメントは予定通りの場所と時間で、観客の制限もなく開催する予定"という発表からたったの2日で目まぐるしく状況が変化していきました。
多くのカンファレンスがカンファレンストーナメントの中止を発表。そしてNCAAも大会を中止するに至りました。

ではどういう流れでこのような結果に至ったのかを自分が知り得た範囲でお伝えします。
既にTwitterなどで出ている情報ばかりで大した情報は無いかもしれませんが、記録用にと軽い気持ちで見ていただければと思います。


コロナウイルスのアメリカ上陸

正確な日付は記録してなかったので覚えてないのですが、1月下旬にアメリカで初の感染者が見つかり、2月の中旬には既にシアトルでコロナウイルスの影響が出てきた、なんて話になっていたと思います。
友達がいるのでそれなりに情報が入ってきてはいて、短大やワシントン大の授業がオンラインに切り替わったって聞いてました。
この時点ではまだ全くバスケットの試合に影響があるとかって話はありませんでした。

それからカリフォルニア、ニューヨーク周辺の大都市を中心にちらほら感染者が出始めて各州、各地で対策が取られるようになっていきました。


3月10日(火)

バスケットに関して最初に事が動いたのは3月10日(火)
NCAAの"トーナメントは予定通りに開催する予定"という発表に逆らうように、Ivy Leagueがカンファレンストーナメントの中止を発表しました。
(ルール上、レギュラーシーズンやカンファレンストーナメントをどうするかという決定権は基本カンファレンスにあるようです。
なので、NCAAトーナメントを通常通りに開催しますという発表がありはしたものの、例にもあるように、NCAAとは違った判断をカンファレンスは下すことが可能だったと言うことです)

ちなみにIvy Leagueというのはご存知の方も多いかもしれませんが、ハーバード大、イェール大、コロンビア大など、超スーパーハイパーな名門私立大学が所属しているカンファレンスのことです。

この時はまさかNCAAトーナメントに影響が出るわけが無いと誰もが信じていて、自分もそう思ってました。
中止なんぞ出来るわけがない。何かがあっても無観客で開催するだろうと。
そんな中、なんで無観客でも開催できただろうに中止なんて思い切ったことをIvy Leagueはしたんだろうかと、ただただ疑問でした。

WVUは3月12日(木)に始まるBig12のトーナメントに向け、午前練の後10日火曜日のお昼頃にKansas cityへと飛び立ちました。
この時はもちろん試合のことが気がかりで全く開催自体の心配はしてませんでした。

ただ後から聞いた話では、この日の夜辺りからNCAAトーナメント中止?なんて噂があったそうです。でも誰もそんな噂信じてなかったと。

この日には大学(WVU)側からも動きがありました。あの時点での対応としては素晴らしかったのではと個人的には思ってます(この日辺りから続々と全米各地の学校、大学が休校というのが見られるようになっていったと記憶しています)。
WVUの対応についてはTwitterで触れたので、そちらを。決して面倒くさくてリンク貼っとけってなってる訳じゃないです。


3月11日(水)

そして日付が変わって3月11日(水)
もう既にカンファレンストーナメントが始まっている所、終わっているところも幾つかありましたが、多くのビッグカンファレンスは週末にかけてトーナメントが予定されていました(WVU所属のBig12もそのひとつ)。

そんな中、午後4時半頃にNCAAが1日前とは打って変わって"男女のバスケトーナメントを含むD1全ての競技及びトーナメントは今後、重要なスタッフと限られた家族のみを観客として受け入れ開催する"と発表を出しました。

それを受け多くのビッグカンファレンスもそれに似た声明を出し、カンファレンストーナメントは限られた観客のみで行われる方向に舵が切られました(この時点ではまだ検討中というカンファレンスもありました)。驚きはしたものの、正直ここまでは自分的には想定内でした。
この間もBig12では随時スタッフミーティングが行われ、どうなるのかの説明があったそうです。NCAAトーナメントに関する噂も飛び交っていたと言います。

これが3月11日の夕方から夜(9時前まで)にかけて、です。


ここでぶっ飛ぶニュースが飛び込んできます。
3月11日夜9時半頃
突然NBAがコロナウイルスの影響でリーグを中断するとの声明を出しました。

数分後
ユタ・ジャズのゴベアにコロナウイルスの陽性反応が出たと続いて速報が。

Twitterで色んなカンファレンスが無観客で開催するのを決めてるなーと情報を追っていたところにこの2つのニュースが飛び込んできたので、色々とこの時点で何となく察しました。
この際の自分のツイートがこちら

ここ数分で途端に色々雲行きが怪しくなってきたな。
どの組織がどう対応するのかきちんと見届けよう。
今後なにかの役に立つかもしれない。

完全に想定外でした。こんなに早く選手の感染者がでるなんて。
この日はNCAAからの発表がなかったので、不安には思いつつも自分は寝ました。


3月12日(木)

そして3月12日(木)
Big12トーナメント初日。NBAの一件があったので危惧しながらもなかなか発表がないので、NCAAは強気の姿勢か?と思っていたらお昼、12時40分頃にはBig12がカンファレンストーナメントの中止を発表。
チームが夜の便で学校に帰ってくると連絡がありました。

そして午後4時すぎ、NCAAが正式にマーチマッドネス及びその他競技の中止、中断を発表しました。

そして同日午後10時半頃チームが学校に戻ってきて、その場で今後の流れの説明と共にシーズン終了が正式にマネージャー達に告げられました。
この辺りはとにかく呆気なかったし、イマイチ訳もわかってなかったです。


終わりに

まあ一応以上が一連の流れだったんですが、いかがでしたか。
主な流れとWVU周りのことを追ってきたので多少抜けてる部分もあるかとは思います。

とにかく色んなことが起きすぎてついて行くので精一杯だったというのが正直なところです。公式のリリースに振り回された3日間でした。
決断力がすごかったし、NCAAトーナメントに拘らなかったのも偉かった。

中止が発表されてもあまり実感が湧かず、これまで通りなんじゃないかみたいな雰囲気もありました。
ただチームの出迎えに行った時に見た光景でようやくなんとなく理解しました。ずっしりとした今まで見た事のないチームと、表現のしようがない空間がそこにはありました。
おそらくずっと忘れない記憶になる、それくらいな衝撃でした。

それは置いておいて、嘆いていても自分はマネージャーでしかないし、あと1年あるし、仕方が無いのでこれからも変わらず自分がやれることやって、吸収できることを吸収していきます。
誰がなんのためにどういうリーダーシップを取って、それがどういった結果に繋がっていくのか、こんなものはなかなか見る機会はありません。
どこかで活かせればいいな。よく見よう。


では今回はこの辺で終わりたいと思います。ちょっと今回は話のまとまりがあんま良くなかったと反省してます。
一応noteに書きたいネタはあるので近いうちに更新します。
最後まで読んでくださった方はありがとうございました。
ではまた。

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