飯山陽氏・池内恵教授の対立 事実関係を追う 4
前回からの続きです。
池内教授の飯山氏への苦言
11月に入ると保守系、特に「日本保守党支持」を標榜するアカウントからの中東研究者・ジャーナリストへの攻撃がX上で激化しました。そうした中で目立ったのが「ハマース」という言葉使いを揶揄するリプライです。元々飯山氏がYouTubeなどで語っていたことですが、直接的には10月10日のYouTube放送が発信源だったようです。
2023年10月10日配信 「【アベプラ反省会】岸田は停戦?!ハマスの一斉動員?! 」
なお、アラビア語の発音には「ハマース」の方が近いとのことで、専門家は「ハマース」を使う傾向があります。以下、事例をリンクします。
https://kias.asafas.kyoto-u.ac.jp/kyodo/pdf/kb4_1and2/27shimizu.pdf
https://www2.jiia.or.jp/pdf/resarch/h21_iran/06_Chapter5.pdf
このような中、池内教授はリプライに返答する形で、初めて飯山氏を直接批判しました。11月15日です。以下、一連の流れを掲載します。長くなりますがご確認下さい。
なお、高橋名誉教授はペルシャ語のスペシャリストです。
飯山氏の池内教授批判
一連のリプライの流れの中で、池内教授は高橋名誉教授らに対する飯山氏の発言を問題視し、「狂乱インフルエンサー」と表現しました。これに対し飯山氏は翌16日から猛然と反撃を開始します。
2023年11月16日「【下劣!】池内恵・東大教授『日本保守党は変質者集団、飯山陽は狂乱インフルエンサー』?!」
この放送で飯山氏は約46分間、池内教授を批判し続けました。
そしてこの後、池内教授のXアカウントには、日本保守党支持者を自称するアカウントから大量のリプライが届くようになります。以下、Togetterにまとめがありますので引用します。
【日本保守党】池内恵さん、博士号にこだわる謎の集団に中傷される
池内教授が飯山氏批判に踏み切った理由
後日池内教授は、この時飯山氏批判に踏み切った理由を以下のように語っています。どう捉えるかは読者諸賢にお任せします。
以上が筆者が把握している、飯山氏と池内教授が対立するに至った経緯です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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