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ヤバイNFTゲームが出てきたぞ

スクエニのNFTゲーム資産性ミリオンアーサーが出ました。

昔、ソシャゲーを作っていた担当として、胸が熱くなるNFTゲームに仕上がっていると思います。

この業界から離れ久しいのですが、これは無視できないタイトルです。こうなったら、このゲームのかなりすごい(えぐい)ところを解説してみようと思います。


ブラウザゲーム

  • 開発コストが低い、極端に言えば最短3カ月、数百万で作れる

  • 高速で運用改善が可能(プラットフォームの審査不要)

  • PF手数料を取られないので儲けが相当出る

2012年2月パズドラが全てを塗り替える前はブラウザゲームがソシャゲのど真ん中でした。

2011年のソシャゲの二強、モバゲーとGREEの営業利益率は45%以上という凄まじい数字でした。当時エグい量のCMを打ってましたね。

ちなみにアプリのPF税は30%くらい持っていかれます。。。

東洋経済オンライン https://toyokeizai.net/articles/-/7647


王道のゲームシステム

  • 冒険→工場→製造→冒険の確立されたゲームサイクル

  • ポチゲー故のターゲットの広さ(パチンコと同じ万人ができるゲーム)

  • スタミナ、素材、コインのマネタイズ要素がエグい

正直文字が潰れていたり、その独特の世界観や、説明はUIとして最低です。でもゲームとしては、ほとんどの人が楽しめるものだと思います。

MCどんだけ使うのよ・・・


鉄板のコレクション要素

・ビックリマンシール的
・拡張性(動き、カスタマイズ)
・シーズン性(3カ月にギアシールとクリスタル以外全部なくなる)

ビックリマンシールはコレクションの王道ですね。
ゲームではホルダーと言われるシールを貼り付けるものまで用意され、コレクション欲求にぶっ刺さるのは間違いありません

しかもこいつ動くぞ!
集めたシールを組み合わせることで、キャラクターシールが動く要素もあります。

極め付けのシーズン性
つまり、どんなに頑張ってもシーズン毎でリセットされます。
人によってはここでやめてしまう可能性もありますが、ランキング性などを導入することで上位層での熾烈な競争を入れていくんじゃないかなと思っています。僕だったらやる。

ゲームにおける注意事項 https://shisansei.million-arthurs.com/gameEmission


NFTというかRMT

・FreetoPlayからのPlaytoEarn(獲得したシールを販売可能)
・LINE NFTに円でかんたん出品
・既に二次流通が発生

これまでもPlaytoEarnはありましたが、ゲーム自体に価値は薄かったと思います。多分、稼ぐことが楽しいになっていたのではないかなと思います。

でも、今回はweb2で確率されたゲームシステムにNFTを乗せてます。

なので、前提として、面白いゲームの価値に稼げる、飽きても売れるという新しい価値が乗っかっています。しかもこれが、LINE NFTだと円が可能。

あれ、RMT(リアルマネートレード)どうなった?と思って少し調べました。

ゲーム内のデータは、法的にはゲームを運営している会社の著作物として扱われます。そのため、データを売買するRMTは著作権法違反に当たる可能性があります。

https://game-creators.jp/media/career/755/#2_RMT

RMTを認可すると換金を目的としたゲームの利用になり、賭博罪に該当する恐れがある

https://game-creators.jp/media/career/755/#2_RMT

なるほど、RMTのリスクはNFTで回避できる可能性があるということか。

イケハヤさんのnoteでも言及されていますね。


今後のNFTゲーム市場について

多分、スクエニさんのことだから、エグい追加機能を用意しているはずです。

具体的には自慢と承認欲求をくすぐるランキングと、プレイヤー同士のPvPかGvGあたりでしょうか。

これらが入れば個人プレイから競争のプレイスタイルに変わるため、ゲーム内の資産、アイテムはより価値と熱を帯びてくると思います。

そして、スマホゲームをやっていた日本のSAPさんも今回のスクエニを見て、「やばい!」か、「キタ!」ってなっているのではと思います。

各社既に、ゲームエンジン、マネタイズの知見はあるので、スクエニと後続プレイヤー次第で一気にゲームNFT市場にリアルマネーが流れこむのではないかと思います。ここで流れ込むお金は投機とは全く違う種類です。

以上、今後注意してみていきたい市場についての考察でした。
#関係者ではない外野からの考察なので自己責任で遊びましょう


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