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積立NISAと為替

この絵を見て何を思うでしょうか。いくつかの軸を持つ多重構造のポートフォリオを思わせます。今回はそんなお話です。

積立NISAには米国株指数に連動した投資信託を選ぶ人が多いようです。ただ最近、積立NISAについて米国の利下げによるドル安リスクを理由に「積立NISAのわな」「積立NISAを始めるなら2025から」のような意見が散見されます。確かに米金利の引き下げは、円高ドル安圧力ですが、ぼくは積立NISAをやめる、もう少し様子を見る、ことなく今月から開始しました。

理由
🔸積立NISAは長期資産形成メソッドであること (短期相場のトレードはNISA以外の枠でする)
🔸自分の資産ポートフォリオを分散させて為替変動への耐性をつけること
🔸米国経済の強さは中長期的にも続き、一方的な円高ドル安トレンドが続くとは思わないこと

日本人であれば資産ポートフォリオは、賃金、現預金、株式、債権、保険その他を含めどうしても円ベースの資産にかたよります。それをヨシとせず通貨の分散で日本という国のトレンドに流されないPFを作る意味は少なからずあります。

円資産は円で増えていれば良い
ドル資産はドルで増えていれば良い
という立場です。

どうしても為替ヘッジが必要な場合は、積立NISAのような中長期投資のメソッドの外でFXその他で調整をします。それもあまりやりませんが。同じ理由で為替ヘッジ付きの投信を購入したいとも思いません。

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