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珈琲と私〜3〜

「珈琲と私」〜3〜

こんにちは、いよいよ飲食業に進むことを決めた時の事をお話しますね。

大学に進み、ここでも学業はそこそこ、サークル活動もそこそこ、
アルバイトに全力を注いでいた私は
どんどんドーナツ製造のスキルが上がり(笑)
その当時は生地をこねることから作り上げていたイースト系(ハニーディップや
ツイスト、シナモンロールなど)まで作れるようになり、一日の製造計画や
系列店の新規オープンでは応援に出て、メインベーカーをするまでになり、
社員にならないかとのお声がけをいただくまで立派に成長しました(笑)

4回生からは授業数も少なくなったので自宅から通う事になりました。
ミスタードーナツもやめ、桑名でアルバイトをすることにしたのですが
その時したアルバイトが看板屋とカフェでした。
選んだカフェは「とまと」です。
いとこの兄ちゃんに連れて行ってもらったあのお店です。
当時とは場所も変わり、店構えもスタイリッシュな感じになっており
コックさんやパティシエさんもいて桑名でも人気店でした。
移転した場所は何と今のうちのお店の前の場所なんです。
現在は美容室 PER-HAPS CENTRAL になっていますが、
なんだか運命を感じます。

4回生でしたからもちろん就職活動は始まっています。コックの道を断念した
私はどの道に進もうかずっと悩んでいました。とにかくいろんな業種を調べ
面接を受けたのですが、結局興味がある会社は食に関する会社でした。
その会社の面接でも直営店があるなら現場を経験してみたいと話してました。

はっきり進路が決まらない中、ランチを食べに行った桑名の喫茶店「南風」で
の光景は今も忘れません。
カウンター席、テーブル席がカウンター内ではサイフォンコーヒーがある
ザ・喫茶店です。
しかし角のテーブル席から見る光景は僕の迷いを消してくれました。
カウンターでは常連さんがマスターやスタッフさんと何気ない日常の話で
盛り上がり、テーブル席では新聞を読んだり、雑誌を読んだり自分の時間を
有意義に過ごす姿、友達同士で来ておしゃべりに華をさかすグループ。
一つの空間の中で誰も干渉することなく、各個人が楽しめる空間を提供していました。
「僕のやりたいことは、これだ!」と思いました。
喫茶店、カフェとは街のコミュニケーションスペースでないといけない、
自宅では味わえない一人の時間を楽しむ場でないといけない、
お店でなく、お店の人に会いに行く場所でないといけない。
漠然と私の頭の中にあった想いが、具体化させた瞬間でした。

飲食業に進もうとこの時決意したのですが、まだまだこの時代は「水商売」という扱いでした。色々な方から反対されたり、大丈夫なのか?と心配されました。
しかし、「やらない後悔より、やってからの反省」。
コックの道を一度逃げた私は二度とあのような後悔はしないでおこうと決めてました。

まずはチャレンジすること。

できないのではなくてどうしたらできるかを考えること。

これを心に決め飲食業に飛び込むことに決めました。

長くなってしまいましたね。
次回は入社したUCCフードサービスシステムズ株式会社でのお話を書きますね。

Coffee is Power !!

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