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箱舟旅行 第17回 中納良恵 × 角銅真実

2023年4月25日(火)19:30開演
晴れたら空に豆蒔いて
出演:中納良恵、菅沼雄太/角銅真実、巌裕美子、古川麦、秋田ゴールドマン、光永渉

晴れたら空に豆まいて「箱舟紀行 角銅真実×中納良恵」2マンライブ、3時間越えで終わったのが11時近かったかな。2マンなので、セット転換に30分くらいかかりましたね。

最初は角銅真実さん。「くくく」(クラムボンの原田郁子さんとのユニット)で私は知ったんですが、藝大での打楽器奏者でシンガーソングライターという…なかなかユニークな活動を続けられて来られたようです。声がかすれぎみでささやき系。曲はおもしろいです。いい感じ。あとアルゼンチン留学経験ありなので、その辺もシンパシー感じます。

角銅さんの凄腕な木琴に見惚れました。お清まし系の美女かと思ったら、時々「えへっ」て感じの笑顔をされるのが、とてもかわいらしい。長崎出身の方だそうですが、今回歌った長崎の曲、知ってる地名がたくさん出てきて興味深かったので、曲名が知りたいです。Spotifyでは一通り聴いたんですけど、レコーディングされてないのかな。ドラムの光永さんも長崎出身の方ですね(すごいローカルな話題)。

中納良恵さん=よっちゃん登場。よっちゃんソロでやるとピアノ弾き語りのシンガーソングライターみたいになります。「濡れない雨」って名曲で、リリカルで、やっぱり泣いてしまう。でも、それだけじゃないところがよっちゃんなんですよね。ego-wrappinの曲もやってくれたし。「a love song」の客との掛け合いはソロでも健在です。

角銅さんとよっちゃんが二人で登場して3曲演奏。導入部でのぐだぐだっとした話がどこで落とすのか不安になるレベル。「夢を見ますか?」という角銅さんの言葉からスタートし、「夢の中の自分が本当らしいよ?」というよっちゃんへの角銅さんのレスポンスが広がり過ぎる…(笑)。本当にいくらでも喋りそう。

最初の2曲はそれぞれの新曲。このライブのためにつくった!と角銅さんが言ったので、よっちゃんもつくってきたそうで「春だからっていう曲で、たいした曲じゃないです。」なんて言ってましたけど、牧歌的でよかったですよ。

ラスト二人で長崎わらべ歌「でんでらりゅうば」のラップバトルっていうか…ラップじゃないから違うか。アカペラ一騎打ちになってて、すごかったです。

よっちゃんはお母さんがピアノの先生で、ピアノはうまい。その上とにかく歌がうまい。本人「歌がうまい」ことを充分自覚していて、でもそれがなに?くらいの勢いで新しいものにチャレンジしていく。
やっぱり音楽演る人はいろいろな人と出会って、一緒に演奏して、それで引き出されたり、磨かれていく部分があると思うんですよね。一まわりも下の若手とがっぷり四つで組めて、さすがだなと思いました。

空豆は久々でした。以前は畳のことが続いたのですが、普段は床に丸いすでしたね。でもお座敷は常に畳です。昔ここで食べたガンボスープがおいしかった。

階段の看板
終演後の舞台
お座敷は畳みのまま

セットリスト

※すみません。角銅さんの方はわかりません

  1. 写真の中のあなた(窓景)

  2. 濡れない雨(窓景)

  3. オリオン座(あまい)

  4. on this bridge(Dream Baby Dream)

  5. ソレイユ(ソレイユ)

  6. a love song(Song For Joy)

  7. SA SO U(あまい)

  8. ★すみません。忘れました。誰か教えてください。★

  9. あのねほんとうは(窓景)

アンコール
1. (角銅さんの新曲)
2. 春、起きられないな(新曲)
3. でんでらりゅうば(長崎わらべ歌)

それにつけても動画とか写真とか撮ってる人、いるなぁ。しかもSNSにあげてるし。著作権や肖像権は出演者が許可出していたとしても、客席からスマホで撮るっていうのは後ろから見ると画面が光って邪魔なのでやめて欲しいですね。ライブハウスとしての雰囲気は緩くて好きですが、そういうとこ緩くなくても。脇でちゃんとライブハウスの方かもしくはお二人の関係者の方が撮影してらしたので、やはり客席からはどうかと。

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