新婚旅行🇭🇷散々な気分で空港に1泊
スプリト→ザグレブの
夜行バスの困難を乗り越え、お天気にも恵まれ2日目のザグレブ観光を楽しんだ。
ひかるはザグレブがとても気に入ったようで、何度も「ザグレブいいなぁ」と口にしていた。
有名なこちらは、写真よりも実物がうんと良くて、わぁと声が出た。
タイル(?)が美しかった。
17:00
ザグレブ空港へ到着
ほんとーーーに何もなくて閑散としている。
カフェが1つ2つある程度。
早めに到着してチェックインも完了。
荷物検査も済ませて、あとは待つだけ。
スカイスキャナーで一番安かった(約一人¥10,000)航空券を取ったものの、【Ryanair】と調べると良い噂は出てこない。
けれども、前日の夜行バスも経験して、口コミ通り問題はあったものの、なんだかんだで乗れて、ビビってた程ではなかった。
そのため、「安かろう悪かろう」なだけで、日本が良すぎるだけで、きっとヨーロッパの値段相応だろうと高を括っていた。
がしかし、
現実は、想像を超えてくる。
搭乗口の案内板には、1時間以上前から遅延の通知が。
うんうん、そうだよね。遅延当たり前。だもんね。
オッケーわかった。
19:35→19:55ね、了解。
といった感じでベンチで待っていた。
19:30 搭乗口に人は集まっているが、動く気配はゼロ。お腹が痛かったヒカルをトイレに見送り、私は夕飯用にサンドイッチを買った。
19:34 搭乗口ゲートへ行くと、人は居なくなっていて、Ryanairの人がドアを閉めるのが見え、まだ半分だったので声を上げて走った。
が、無念にも閉められた。
その後私はゲートのドアを何度も叩き、ドアの向こうにいるであろうCAさんや、Ryanairの人たちを呼び続けた。
19:37 ドアが開き、3人出てきたため必死に伝えるものの、「もう飛び立ったから、下で荷物取って帰って。じゃ。」と無理矢理過ぎ去っていく。
焦る私は、添乗員さんも謎の通路に消えてしまうし、トイレから戻ってないヒカルをまず探すことにした。
19:38 トイレから出たヒカルと会い、概要を話す。
二人して頭は真っ白。
何が起きたか理解ができなかった。
大きな空港ではないため、空港のスタッフも居ない。他のゲートも人は居ないし、誰に何を聞いたら良いかもわからない。
しかも、下で荷物取れ。ってどこ?!
てか本当に荷物返ってくるの?
ととにかく、不安でいっぱいだった。
出発ゲートに立っていても始まらない。
とりあえず、出口へ向かい荷物のターンテーブルまで行く。
ヒカルと二手に分かれて、私は外へと出て解決策を探すことに。
出発ロビーに戻り、どうにか人を探す。
20:00 インフォメーションは、閉まっているし、チェックインカウンターも終了。
もう誰に聞いたらいいのやら。
掃除の人に困ってることを話すと、指さされたのは、「クロアチア航空」の窓口
そこで事情を伝えると、とりあえずは「どこに行きたいの?」と聞いてはくれたものの、「もうフライトがないから、何もできない」で終了。
とりあえず荷物の受取場所は聞けて、ヒカルに伝える。Ryanairに交渉しようにも人が居なければ何もできない。悔しい。
ターンテーブルに戻ることができない私は、とにかく次の策を考えることにした。
ヒカルとLINEでやり取りしながら、ホテルのキャンセル手配したり、次の行動を考えたり、頭はフル回転していた。
解決策 2パターン
そもそも、パリ→バンコクのチケットは取ってしまっているため、9月12日12:00にはパリに居る必要がある。(厳密には9:00)
つまり、ザグレブからパリに移動することは必須なのだ。
その中で2つのパターンに絞られた。
プランA
9月10日 19:35の飛行機に乗れず、現在。
9月11日 19:35発のRyanair ¥10,000 を取り直す。
一泊して翌朝バンコクへ向かう。
既に21:00近い。そのため、翌日のフライトまで24時間空港(付近)に居る。
◎とにかく費用が抑えられる
✕ムダな時間が多い
プランB
9月11日 9:00発のクロアチア航空 ¥40,000を取り直して、その後パリを観光する。
一泊して、翌朝バンコクに移る。
◎充実してる
✕とにかくお金がかかる
さぁ、どうする?????
約1時間半後、荷物を取り終えたヒカルと合流し作戦会議。
LINEで2パターンまで計画は練れたものの、意見が割れる。
プランA ひかる
プランB あゆみ
どちらにも利点と悩む点がある。ここからは、もう話し合うしかない。
気持ちが落ちてるときに、話し合うのは本当に労力がかかる。…とは言え、次のことを考えねば何も始まらない。(という、持論)
今後の収入も不確かで、できるだけお金を残したいという考えのヒカル。
(うんうん、そうだよね、わかる。2人で¥80,000はデカい。)と思いつつ、
私はどうしても、結局パリへ行かなきゃならないのに、ホテルで寝るだけなんて、それこそ無駄極まりないと思った。
そして何より、何故同じ航空会社にお金を払うのだ!とそれが癪で仕方なかった。
カフェが一つあるだけのザグレブ空港で24時間も過ごしていたら、心も身体もやられてしまう。その先に見えるのは疲れ切ってイライラして喧嘩してる私たち。
そんなの、悔しい。
(予約していたレストランもあって、どうしても行きたいというのも勿論ある。)
そんなことを説明し、話し合い、結局2人で出した答えは、翌朝にパリへ行く。(結婚が決まったときに、親族から貰ったご祝儀を分けて、貯めていたのでこれを使わせてもらうときだ。と決心。)
そうと決まれば一気に予約して、私は気持ちを切り替え、パリを心待ちにした。
凸凹だから良くて、凸凹だから大変
一方、ヒカルはこういう事態には滅法弱い。
落ち込んで、こうなった現実にイライラして、パリ行きが決まっても、口から出る言葉はネガティブ。
そう、私たちのネガティブ・ポジティブは凸凹で、私がずーんと落ちることにはヒカルは強くて、
ヒカルが落ちることには、私のほうがケロッとしてる。
それが良さでもあり、大変さでもある。笑
とりあえず夜は、そうだよね、ムカつくよね。と話して寝れるベンチを探して、冷え切る冷たーーいベンチの上で、身を震わせて寝た。
けれども、翌朝のフライト前でもそんな調子で、痺れを切らした私が、
「そのままで居たいなら、それでもいいけど、それでパリに行って楽しめないほうがお金をドブに捨てると思うわ」と話をする。
(ヒカルの気持ちも勿論わかるけどね。)
そんな会話から、とりあえず少しずつ切り替え、フライト中は「楽しみだね」と話をして、ベンチで寝られなかった分、2人とも爆睡してパリへ向かった。
たった、2ヶ月でどれだけのトラブルと試練を経験するのか…。
さあ、いよいよ念願のパリ🇫🇷
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