映画 銀河鉄道999

小学生のころ銀河鉄道999を見て、メーテルがあらわしているもの、象徴しているものは何なのだろうとずっと考えていた。「さらば青春の日々とか、永遠のとか、切ない言葉がつづくが何なのか長いことわからないでいた。初恋の人なの?母なの?どうもそういうことではしっくりこない。
結婚して家族ができ、子育てをして、子供たちの大学受験が終わり、そうした姿を自分の場合と比べるような少し客観的な視点で見続けて、そのうえでようやくこうかな、という自分が納得できそうな考えが浮かんだ。

メーテルというのは恋人でも母でもなく、多感な青春期・受験期に若者に影響を与えてくれる貴重な先生や恩師のような位置づけと考えると自分は理解できる。学校や予備校で影響を受けた先生はいつまでも自分の記憶の中で魅力的な先生であり続ける。そうした記憶の中の恩師を象徴しているのだろう。青春のひとときに接し、影響を受け、若者の心のコアの部分に及ぼした影響は、生涯さまざまなかたちで現れる。だれにでもそうした人はいるだろう。その心に、最後のナレーションやゴダイゴの音楽がぶっささってくるのだろう。

"メーテルは鉄郎の青春を支えた幻影。たくさんの若者の胸の中で、生まれ通り過ぎていく明日への夢"
"今、万感の思いをこめて汽笛が鳴る。さらば鉄郎!さらばメーテル!さらば銀河鉄道999!"
"さらば少年の日々・・・"

くー! たまりませんね。😂


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