Petrolz is in the air - spring again -
どうもどうも、今年こそは花粉症が発症するのでは?と恐れてやまないカドチです。
さて、2023年のペトロールズの春ツアーがスタートしましたね!
年始のSTUTSとのツーマンライブで発表された本ツアーですが、曰く「ペトロールズな空気(気分)」とのことでどんなツアーになるのかなとワクワクしておりました。
毎週日曜日という規則的なスケジュールで東阪名福札仙広に横浜を加えた8都市で会場はZepp中心。このところツアー初日は横浜での開催が続いていましたが、今回はお台場のZepp DiverCity(TOKYO)です。ペトロールズ単体では初めての会場かな? 横浜・羽田に比べると行きやすくて助かります…!
さて、会場に入るとツアービジュアルのピンクとブルーのドット模様が照明で投影されていました。
毎回ツアービジュアルは素敵ですが、今回は色使いといいミニマルなデザインといい秀逸です。そんなビジュアルを使用したグッズとしてピック、ステッカー、TシャツとロンT、キャップ2色がラインナップ。そして、いきなり告知もなく新譜。新譜!?収録曲は「No」と「Highlight」の2曲。しかも珍しく歌詞カード入りでした。助かる…!捗る…!
開演前は物販がガラガラだったので何とか購入できましたが、終演後はものすごい混み方でした。個人的には開演前に行かれることをオススメしますが、今後の会場では開演前でも混みそうですね…。(※1)
さて、16時を少し過ぎたあたりで、お三方がステージに登場。いよいよスタートです。セットリストは以下!
1. 止まれ見よ
2. ないものねだり
3. SHAPE
4. アンバー
5. REVERB
6. KDAR
7. KAMONE
8. Talassa
9. Highlight
10. トンネル
11. 雨
12. Profile
13. No
14. 新曲
15. TANOC
16. FUEL
en.
17. タイト!
18. ASB
先に総括書いちゃいますが、びっくりするほど仕上がってました。毎回ツアー初日は多少の緊張感を含んだ初々しい雰囲気を感じるのですが、今回は最初っから熟れに熟れまくってました。
まずは「止まれ見よ」で一曲目から歓声。久々の「ないものねだり」から「SHAPE」でグッと引き込んでくる。この時点で既に今回のツアーの完成度の高さを予感。
ここで珍しく早い段階でMC。今回のツアーは始まる時間が早い話。この日開催されていた東京マラソンの話で「まだ走ってる途中の人いない?」と笑いを誘うボブさん。いつもミスをしているという話から、「何が正解か分からない」「暗中模索」「もがいてる姿を見せている」というパワーワードが飛び出したり。
MC明けは「アンバー」。ジャンボさんが弾き始めると「素敵なベース!日本一!」と嬉しそうな長岡さん。そして「素敵なギターが入ります」と応えるジャンボさん。音楽がものすごく上手いイケオジたちのイチャイチャ、尊いね。続く「REVERB」はサビのコーラスを輪唱のように3人でパート分けしてるのが聴き取り易くなっていました。まさに反射音や残響音のよう。デジタル音源での配布のみの「KDAR」、スウィートな歌詞の「KAMONE」、コーラスが印象的な「Talassa」と続いて、ついに音源化を果たした「Highlight」。作詞作曲ボブさん。歌詞聞いてたら若干違和感あったのですが、その理由は直後の2回目のMCで明らかに。
2回目のMCはコンパクトディスクを売ってるよという話から、「Highlight」の歌詞を間違えていた話。「You can find the burning」とずっと間違えて歌ってたら、ボブさんからレコーディング時に指摘されたそう。正しくは「You can find that planet」だそうです。この日のライブでは正しく歌っていて、自分が感じた違和はここでした。
その後、ジャンボさんと長岡さんが喋りながらのチューニングに挑戦するも中身のある話が全く出来ない上にチューニングも出来ないというお茶目なくだりを挟んで、新譜に収録されている2曲以外に録音し直した昔の曲があるのでそれをやります、と再開。
それがまさか「トンネル」とは。音源だと「amber」(2009)と「capture 419」(2012)に収録されてます。ライブだとかなり久々な記憶ですが、アレンジが施されてまして、間奏以降のベースの唸り方が最高でした。昔の曲を演奏するときもただでは済まさないペトロールズ。「雨」「Profile」と完成度の高い楽曲が続いて、3回目のMC。今回MC多いな?
3回目のMCは小休止。みんなはこの後は第二の夜って感じだろうけど、我々はクタクタになって灰になって今日を終えるという話。あとちょっとで終わりますというこれまたいつもの感じの一言を挟んで、最後のブロックへ。
新譜収録の「No」。これ歌詞カード見たんですけど、聞き取るの不可能ですね。ボブさんこんな歌詞書けるなんて凄すぎでは…。続いて未だ名称不明の「新曲」。今回はだいぶ歌詞聞き取れた感じがします。そして、間髪入れず「TANOC」へ接続!この接続はかなりシビれました!最後は「Fuel」で締め。そして後ろ手で手を振って去っていくお茶目な長岡さん。ここで本編が終了。
すでにお腹いっぱいなくらいのセットリストと内容ですが、当然のようにお馴染みのすぐ出てくるアンコール。
まずはMCから入って、追加公演の告知!5月14日(日)、Zepp Shinjuku(TOKYO)!でもキャパ1,500しかないの!?チケット激戦必至ですね。
ペトロールズで新宿はずいぶん久々?という流れから、過去にやった新宿ロフトでのライブが2番目に酷いライブだった話。ちなみに一番は熊本。全く声が出なかったんだとか。もう10年近く前だけど、いまだに覚えてるってことはよほどひどかったんでしょう。笑
さらに、(新宿)BLAZE、(下北沢)garage、(下北沢)SHELTER、Zepp、など、ライブハウスの名前は通常の単語のイントネーションではなく、平板のイントネーションになるのはなぜだろうね、という話。言われてみれば確かに。
物販の話から、「ピックが桜の花びらみたいだね」と子どもの声(曰く、孫)っぽく言うボブさん。「孫」って歌を歌う人いたよね〜と一節を歌うボブさんと長岡さん。こぶししっかり聞いててめっちゃ良かった。笑 友人の家の風呂にその「孫」の歌詞が貼ってあったというジャンボさん。
それでは聞いてください「孫」です。から、ボブさんのカウントが入るも、いきなり間違う長岡さん。「おじいちゃん大丈夫?」「すまんのう」みたいな小芝居を入れて改めて「タイト!」へ。締めは「ASB」。グルーヴ感あるベースが印象的なアレンジの初披露。めっちゃ良い!ラストのサビは通常のテンポに戻してクールダウンするかのように終了。はーーー、素晴らしかった。
先に書いた総括以上の感想はないのですが、本当にツアー初日なのか?ってくらい仕上がっていたので、ここから各公演を経てさらに研ぎ澄まされていくのが楽しみです。追加公演当たってほしいなぁ、当たらないかなぁ!
パスめっちゃ可愛いな。グッズにしてほしい。笑
※1:観る場所さえ気にしないなら、開演の直前であれば買いやすいかもしれないです。以前に横浜で開演直前で滑り込んだ時は物販が開いていて、待ち無しで購入できました。ただ、物販ブースをどのタイミングまで開けているかは分からないので、実行する際は自己責任でお願いします。