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20200313 制作記録

ここ2週間、勤め先の事情により在宅勤務をしていた。
朝昼晩、いつもより浮いた時間を使って、今度考える漫画のお話をまとめた。

考えをまとめるのが下手になった。在宅勤務のあいだ、家に籠って体を動かさずにいたせいか、ついでに頭もなまったのかもしれない。


noteを始めて約1年半、主にマンガや画像を投稿した。「せっかく色々な投稿ができるのだから、他の形式も投稿してみよう」と思いつき、文章を書いてみた。

手はつけやすかった。ただ、これまた漫画のストーリーと同じくなかなかまとまらない。
文章を作るのと、ストーリーを作るのは脳の同じ部分を使っているのかもしれない。
難航はするけれど、何だかんだ文章を書いていると楽しい。だからしばらく飽きるまで文章を書いてみようと思った。
そういう経緯で制作記録を書いている。


最近考えているお話は、人間が死んでも生き返ることができるようになった世界を舞台にしている。

そのような世界のお話は今までたくさん作られてきただろうし、誰もがいちどはそんな世界を空想したことがあるのではないだろうか。

ということで、さほど突飛な話でもないので、形になるのは早いだろうと予想していた。でも実際に形にしようとするとなかなか像を結ばない。
「生き返ってまで何かをしたいという態度にあまり説得力がない」ように感じられてしまう。

例えば生き返って誰かに復讐したい、誰かとの約束を果たしたい人がいたとして、「そうまでして復讐することに意味はある?」「相手が死んでしまったのなら約束が果たせなくても仕方ない、と案外あきらめがつくものでは?」と、生き返ることの正当性のようなものが揺らいでしまう。

この部分で1週間延々と悩んだ。
ずっと悩んでいても仕方ないと思って途中で悩むのを放り出し、制作記録を書き始めた。

書き始めてみて、ふとこういう考えが浮かんだ。
「生き返ってまでしたいことって何だよ?」という考えは、「生き返ることがとても難しい現実」の視点から離れられていないのではないか?
採るのが難しくてあきらめたぶどうを、本当は要らないものなのだと言い聞かせる「酸っぱいぶどう」の話のように。

文章で書いたら少し考えが進んだ。書くことは偉大だ。
と言いつつ、ほんとうは難しく考えすぎるだけなのかもしれない。

今日の制作記録おわり。

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