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心理機能Niとは?

心理機能とは、タイプ論を構成する要素の最小単位である。

今回は、Ni(内向直感)について見ていく。

直観×内向

直観とは

直観とは、専ら無意識に働く知覚である。一般に、未来のイメージや物事の本質など形而上学的な思想を生む。物事どうしに隠された共通点を無意識に感じ取っている。ざっくり言えば、抽象的な概念に取り組む際に適性を表す。これは超能力と言ったものではなく、その個人がどのように外界と関係を持っているかという視点に過ぎない。直観といえば、ただの思い付きでしょう、と思うかもしれないがそれはそのタイプや個人の持つ直観の強さの程度による。強力な直観の持ち主の直観は、もはや強い思考能力のように明晰に働く場合もある。直観はおもに感覚機能と強く結びついており、その個人の感覚の強弱や内向外向と直観のそれらの間には関連がある。

内向直観とは

キーワード: 決断 未来 本質 欲望

内向直観は直観のリビドーが内向的に作用する。
内向直観が強い場合は主に、

・自分のやりたいことやほしいものがわかる
・自分の将来像がはっきりとイメージできる
・計画性がある
・衝動的である
・はっきりとしたひらめきを得る

といった特徴がある。また、内向直観が強いタイプは弱い外向感覚を同時に持っており、

・自分の体調を感じ取ることが苦手
・五感が敏感である

などの特徴も同時に持ち合わせる。

とくに内向直観の強いタイプは人口比でみて特に少ないと言われている。

内向直観を有するタイプ

INxJ Niを第一機能に持つタイプ

INTJ-Ni > Te > Fi > Se
INFJ-Ni > Fe > Ti > Se

第一機能にNiを持つこの二つのタイプはそれぞれ数パーセントしかいないと言われている。余談だが、筆者はINTJである。これらのタイプはそのほとんどをNiによる知覚に頼っており、日中上の空になり思索にふけることがよくある。Seが第四機能に位置していることにより、他人に与える影響が強い不安要素になる。

ENxJ Niを第二機能に持つタイプ

ENTJ-Te > Ni > Se > Fi
ENFJ-Fe > Ni > Se > Ti

第二機能にNiを持つこの二つのタイプも同様に数が少ない。この両者にとってNiは第一機能を補助するもので、強い目的意識をもつ原因になる。第三機能のSeは他人にいい影響を与えるよう働くが、あくまで第三機能であるため楽観的にしか作用しない。

ISxP Niを第三機能に持つタイプ

ISTP-Ti > Se > Ni > Fe
ISFP-Fi > Se > Ni > Te

第三機能にNiを持つ彼らは、前述のタイプ程ではないが将来や未来のイメージを漠然とだが感じ取ることができ、目的意識をもって行動している。何をしたいかについてはっきりイメージを持つが、あくまで第三機能であるため過程や計画性についてはやはり楽観的な部分が残る。

ESxP Niを第四機能に持つタイプ

ESTP-Se > Ti > Fe > Ni
ESFP-Se > Fi > Te > Ni

第四機能にNiを持つ彼らは、将来のイメージについて強い不安を示す場合がある。また、自分が何が欲しいかについても迷うきらいがあり、決断を先延ばしにすることもある。第一機能のSeにより、将来のイメージよりかは今自分の周囲で何が起こっているかに注意が向く。

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