磐梯高校•真矢先生

実在するのかはわからないが
私は磐梯高校の生徒だ。

学校までの道のりはかなりの難関で、
私は三輪車に家族を乗せて
遠くから通っている。

入試じゃなくて
通うのが大変なのだ。

途中、SASUKEに出てくる
反り立つ壁のような氷の障害物があるのだが、
なんとか登り切った時、
頂上付近ですれ違った誰かに
「サイドブレーキを引いて
ローで行けば大丈夫ですよ」と言われ、
言われた通りにすると
垂直の壁をあっさり降りられた。

ふと次の瞬間、
私はひとりで雪原に立っている。

視界の左側にうっすら
学校らしき建物が目に入る。

学校へ向かう人と戻る人が
ちらほらいる程度で、
今更急いだところでどうにもならん、
と遅刻を覚悟に雪道を歩く。

途中水溜りになっているところもあり
きっと春が近づいているのだろう、
などと考えながら
階段を登って体育館裏に着くと
今日の花火大会の
場所取りをしている人達でいっぱいだ。

私のクラスは2-1。
授業ごとに教室を移動するシステムなので、
知らない生徒が私の机で授業を受けている。

さて、私の教室はどこかな、
と机の脇にセロテープで留めた
時間割を確認すると、
隣の2-2だった。
辞書やら教科書やらで
パンパンになった引き出しから
いくつかの書籍を掴んで
そっと教室を出る。

2-2の後ろからこっそり教室に入ると
一番後ろの席が全て隠れるように
クリーム色のカーテンが引いてある。

私はそれをかいくぐって
空いている一番後ろの席に座ったが、
先生に見つかった。

この男に見覚えがある。

「おまえは遅刻ばっかりで
無事東京に行かせられるか本当に心配だよ」

担任のその男に私は言い返す。

「私もう大学出てるもん。
上智なんか別に大したところじゃなかったし」

私は上智大出身ではない。
夢の中でまで見栄を張りたいのか。


担任との会話の後、
プリントが何枚か配られた。

その紙全て、
枠に水色のラメのエンボス加工がしてあり、
右上に何やらかいてある。

ゴシック体で
「LUNA SEA」
その下に見たこともないロゴで
「LUNA SHINYA」

そう、担任の男は
LUNA SEAの真矢だったのだ。

X JAPANのheathがよかったな、
と起きてから思った。

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