読書記録_宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれる あなたの知らないあなたの強み

受容性、保全性、拡散性、凝縮性、弁別性の5つの因子で、自分の特性を診断できる。どの因子が強いと良いとか悪いとかではなく、自分の第1、第2、第3因子が何であるかを把握して、自分の強みを知ることの方が重要だということなのだと思う。

私の会社の求めるリーダーは、ぐいぐいみんなを引っ張っていって導くという、よく言われるリーダー像そのものだ。
頑張ればできるかもしれないが、正直自分には合わないと思っていた。会社が求めるリーダー像と自分の性格とにギャップを感じていたし、そのギャップを埋めようと頑張り続けるのは精神的にもたないかもしれないなと若干の不安もあった。
しかし、本書を読んで「自分なりのリーダーシップのとり方はこうだから、この方法を試してみようかな。」と前向きになれた。
私に合うのはサーバントリーダーシップのようだ。例え会社がそれを「サポート」と呼ぼうとも、私は自信をもって「これが私のリーダーシップである」と伝えたいと思う。

また、本書は自分の背中を押してくれただけでなく、他者理解の助けにもなった。
この人がプロジェクトリーダーだとやりやすい、あの人だと馬が合わなくてやりにくい…といったことは多くの人が感じたことがあるはず。
この本を読むと、今まで何となく合う・合わないと思っていた理由が分かるかもしれない。

なお、簡易的な診断は本だけでもできるが、巻末のIDを登録して診断するのをおすすめしているようだ。Web診断は回答に時間制限があるのでさくさく答えないといけない(私はじっくり設問を読んでしまった項目があって、時間切れになったものがあった)。
自分が誰と似てるのか、ちょっとワクワクできるので、診断するだけでも楽しい。

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