【備忘録】Amazonに売上金を留保された時の対応
Amazonの傲慢な対応に悩まされる販売者にたのために、これまでに対応した具体的な記録をここに残します。
まず、これまでに行った具体的な対応は下記の通りです。
証拠(履歴)が残るようにメールや書面にて対応。電話する場合は全て録音。
disbursement-appeals@amazon.co.jp のほかにジャスパー・チャン(jasper@amazon.com)にもToやCCで何度もメールを送る。
中小企業法律支援センターへ相談(地域によって無料)
中小企業庁、公正取引委員会や経済産業省(デジタルプラットフォーム取引相談窓口)へ通報。
Amazonへの内容証明の送付
です。
それでは具体的にみていきましょう。
証拠(履歴)が残るようにメールや書面にて対応。電話する場合は全て録音。
まずは問い合わせをしている記録を残すために基本的にメールで対応します。書面や電話でも構いませんが証拠が残りにくいという特性があるため注意が必要です。
disbursement-appeals@amazon.co.jp のほかにジャスパー・チャン(jasper@amazon.com)にもToやCCで何度もメールを送る。
担当部署(disbursement-appeals@amazon.co.jp)にメールをする形になりますが、ジェフ・ベゾスやにアマゾンジャパン合同会社の代表にのメールを何度も送りましょう。
ここでの重要なポイントは諦めず頻繁にメールを送ることです。
その後、本当にジャスパー・チャンがメールを確認しているか不明ですが、下記のメールが届きます。
平素はAmazonマーケットプレイスをご利用いただき厚く御礼申し上げます。
このたびは、アマゾンジャパン合同会社代表取締役宛てにEメールをお送りいただき誠にありがとうございます。
社長ならびに関連部署にて、お客様からいただきましたEメールを拝読し、社長より本件の対応につき担当するよう指示を受けました。
つきましては、アマゾンジャパン合同会社代表取締役ジャスパーチャンに代わり、エグゼクティブセラーリレーションズより返答申し上げます。
このたびは、当サイトのご利用にあたりご不便をおかけしております。
お問い合わせいただきました売上金の入金につきましては、担当窓口にて対応しております。
なお、担当窓口は出品者様からご連絡をいただき対応している最中に追加のご連絡がございますと、
さらに確認にお時間を要することがございますので、回答がくるまでお待ちいただきますようお願い申し上げます。
最後にご連絡した日からお日にちが経過してもお返事がない場合には、
重ねてのご案内となり大変恐れ入りますが、担当窓口に直接ご連絡をお願いいたします。
担当窓口:disbursement-appeals@amazon.co.jp
また、担当窓口は送信された出品者様のメールアドレスにてアカウントを判断しておりますので、
大変お手数おかけいたしますが、今後は売上金が保留されているアカウントで登録されているメールアドレスよりご連絡いただきますようお願い申し上げます。
今後とも、Amazon.co.jpをよろしくお願いいたします。
Amazonテクニカルサポート
エグゼクティブセラーリレーションズ Executive Selling Partner Relations
しかしながら、たかがメール(返信)なので引き続き対応をしていく必要があります。
中小企業法律支援センターへ相談(地域によって無料)
地域によって弁護士会の中小企業法律支援センターへ相談を行います。
法的なアドバイスをいただけます。
中小企業庁、公正取引委員会や経済産業省(デジタルプラットフォーム取引相談窓口)へ通報。
法律やポリシーで抑えつけても、サービスとして成り立っていなければ行政指導が入ります。
そのため、経済産業省の管轄のデジタルプラットフォーム取引相談窓口へ通報してください。2022年11月にアカウント停止に関する指導が入っているようですが、行政指導や処分の対象となる場合がありますのしっかりと通報しましょう。
もちろん泣き寝入りしてもOKですが、各々のご判断で。
Amazonへの内容証明の送付
続いて内容証明を送ります。
本来は弁護士や司法書士に依頼をするのが理想ですが、自作でも問題ありません。
重要なことは内容証明を送るということです。送付の費用は約1700円ほどです。
多くの人が内容証明を送っても捨てられるだけだと思っているようですが、実際にレターパックライトで返信が届きました。
時系列で記載すると、
2022年12月20日 内容証明をAmazonに送付
2022年12月21日 Amazonに内容証明が到着
2022年12月26日 Amazonにて書面の作成及び発送
2022年12月28日 Amazonからの書面の受け取り
となります。
受け取った書面の内容は下記の通りです。
拝復
貴社より受信いたしましたアカウント info@**********.com(以下、「対象アカウント」といいます) にかかる令和4年12月20 日付け「催告書」について、次のとおり、ご連絡申し上げます。
アカウントに関するお問い合わせ等につきましては、アカウント保有者本人又はその代理人の方からのご連絡のみ承っております。恐れ入りますが、貴社が対象アカウントの保有者又はその代理人であることを示す対象アカウント保有者の身分証(法人である場合は代表者の身分証) 及び代理権を示す書面の写しをご提出いただきますようお願い申し上げます。アマゾンのウェブサイト外でアカウントに関する書面によるやりとりをさせていただく場合には、ログインが必要なSeller Central上でのコミュニケーションと異なり、ご本人様とのコミュニケーションを確実にする手段がなく、第三者による氏名の冒用等でないことを確認する必要があることなどから、確認書類の提出をお願いしているものですので、何卒ご理解いただきますようお願いいたします。
また、該当のアカウントを特定する必要がありますので、上記確認書類に加えて、①アマゾンのウェブサイト上でPr imary Emailとして登録されているメールアドレス、②電話番号、③クレジットカード情報、④ (もし分かれば)セラーIDの情報のご提供もお願い申し上げます。
確認書類及びアカウントに関する情報を受領次第、速やかに調査・確認させていただきますが、お時間を要する場合がありますので、予めご了承ください。
何卒よろしくお願い申し上げます。
敬具
それでも解決しない場合
ここから先は現段階では対応を行なっておりませんが、今後の流れとしては
支払督促
60万円以下の場合は少額訴訟
60万以上の場合は通常訴訟
といった流れとなります。
相談に関しては上記の中小企業法律支援センターの協力のもと検討して対応を行う次第です。
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