与儀大介さん(志木市市議会議員)の主張について考える。



はじめに

この記事は埼玉県志木市の市議会議員、与儀大介さん(ならびに地域起業党)の主張について(自分の関心のある部分)紹介していき、それについて個人的感想を述べていくものです。紹介する理由としては、先日与儀議員の「議会への無断欠席等、議会軽視と見られる行動」について報道され、彼に対する批判的意見が多く集まりました。その行為に対する評価はさておき、彼の地方議員・議会に対する主張が純粋に興味深かったので自分なりに考察をしたいと思ったので書くことにしました。なお、私は政治の知識が特段ある訳ではありません。知識不足故の不備が多々あること思われます。何卒暖かい目で見て頂けますよう、お願いいたします。

与儀大介さんについて

埼玉県志木市市議会議員です。2020年にえらいてんちょうさんが党首の「しょぼい政党」から出馬し、無投票で当選しています。
彼は経営者でもあります。エステサロンやイベントバー、コールセンター等複数事業を展開しています。

与儀議員の主張の紹介

与儀議員は先日「地域起業党」という政党を設立されました。下記の資料は与儀議員が作成したものを使用させて頂いております。

また、議員は常々「地方議員の問題点」について度々言及しています。

選挙前だけ急に駅前出てきては出来もしない御託を並べる嘘つき発表会。やる気とか能力の問題ではなくて権限の問題です。

https://note.com/daioki0430/n/neace9d79ae74

それに対して地方議員というのは選挙に当選しただけの素人だということを踏まえなければいけないなぁ。などと。

https://note.com/daioki0430/n/neace9d79ae74

僕は行政の出してきた予算案や議案に合理的な指摘、あるいは代替案ありきの批判をほとんどの議員がやっていません。民間で仕事したことないのでしょうか。意味のない質問やくだらない発表会と揶揄することしか出来ないやり取りが多すぎます。

https://note.com/daioki0430/n/neace9d79ae74


主張に対する個人的見解

「地方議員の仕事ぶり」について、私は「そもそもあまり知らない」という立場です。時たま議員さんとお話しする機会もなくはないし、選挙も一応関心を持って臨んでいるつもりではありますが、議員さんが普段どのような仕事をしているのかについては与儀議員が仰るように「祭りの手伝いと地域の御用聞き」程度の認識しかありません。なので、与儀議員が(少なくとも志木市の)議員さんの実態を読み、多少ショックではありました。

与儀さん(ならび地域起業党)の主張については「賛成3:反対7」といった感じです。「議員報酬を地域に還元するための原資にする」というアイデアは素晴らしいと思います。何事も財源がなければいけませんし。しかし、「議員報酬に頼らない議員を作る」というのはやや疑問があり、特に「地方議員に報酬はいらない」という点には大いに疑問があります。議員報酬は「議員の仕事に専念するための反対給付」と私は理解しています。そして、議員の仕事とは「行政の監視」と「市民の声を政策に反映させること」であると私は思っています。市民の声をどのように聞くのかと言えば「祭り等の地域行事への参加」「地域の御用聞き」など、地域に密着することであるかと思います。ビジネスと政治って「求められる能力」や「客層」が異なるのではないのかな、と勉強不足ながら考えております。
ビジネスと違って、政治は「客」を選べないっていうのも違いですよね。
とにかくまぁ「議員報酬に頼らなくても自分で食い扶持が稼げる人のみが議員になれる」だと、議員が経営者かエリート層に偏って、多様な市民の意見を吸い上げることが難しくなってしまうのかなぁと素人目には感じております。

ただ、与儀議員は、無投票とはいえ実際に議員となり、議会に参加する中で地方議員や地方議会のあり方に疑問を感じたのだと思います。現役議員から発せられる問題提起だけに、重みがあります。与儀議員が仰るような「選挙の時だけ有権者に阿る」ような議員さんもいらっしゃるのでしょう。本当に残念なことですが。
経営や民間企業を経験されている方だと、政治はスピードが遅くてもどかしいと感じるのかもしれません。

議員のあり方に問題があるだけではなく、地方議員についてほとんど関心を持っていない我々市民にも問題があるのかもしれません。政治家がニュースになる時といえば大抵スキャンダル絡みですからね。

おわりに

想像以上に内容が薄くなってしまいました。自分の知識と構成力ではこんなものです。考えるきっかけを下さった与儀議員には感謝申し上げます。


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