190622

自分がインタビュイーになる妄想をきっと誰もがすると思うのだけど、もしかするとその程度がすこし頻繁なのかもしれない。隣の部屋からテレフォンショッキングに呼ばれた時の練習してる声が聞こえてくる、みたいなネタが『ピュ~と吹く!ジャガー』にあった気がする。のはともかくとして。いわゆる座右の銘ってやつを何となく決めておきたくなる。聞かれたらパッと答えられるように。数年前までは「痴漢死ね」だったのだが、気持ちが変わった訳では全然ないのだが、ちなみにこれは伊坂幸太郎の小説『ゴールデンスランバー』から拝借したのだが、些か物騒に聞こえてしまうためロマンチックな別のやつを模索中である。で、ひとつ今思い出したのは、亡くなった村松誉啓のツイートで甚く感動した「音楽家の究極のひとつは、せかいをダブすることにあんだと思うの。」この文頭の「音楽家」を、「表現者」一般に置き換えても構わないだろう。ダブは楽曲のリズムを強調してミキシングし、エコーやリバーブなどのエフェクトを過剰に施すことで、原曲とは全く別の作品に作り変えてしまうことである(ウィキ)。あくまで現実から出発して、もうひとつの地平を幻視する/させること。そこから昇る朝陽を浴びて踊り、沈む夕陽に瞳を濡らすためのフィクション。ささやかでもそうゆう営みに加担したいと願う。インタビューも随時お待ちしております。

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