MMYD02022207

神のみ111話。ショートボブだと思っていたヒロインの帽子がずれ落ちて、実は立派なツインテールだった、という演出。物語上の必然性はよくわからないけど、すごく印象的ではある。

絶対可憐チルドレンと、神のみぞ知るセカイは、それぞれが大きめの批評的テーマを内包していると思っていて、前者は最強エスパーのチルドレンという「女性でしかも超優秀なマイノリティ」を飼い慣らしたい社会との衝突が出発点にあり、後者は「不完全で愚かさを抱えた人間」たちが共に生きる現実のままならなさを常に意識させる。後者はいま読んでいる寄生獣とも通じる部分がある。それらにおいて、「人間らしさ」というのは不合理で感情的な側面に置かれている。

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