キャッシュプリフロップ学習② ~vsオープンに対するコール・3ベット編~

<はじめに>
このnoteではGTOwizardを用いてプリフロップを学習し、思考をまとめていきます
もちろん実戦低レートでwizard通りにプレーしている人はいませんが、均衡を知ることで「基準からいかにずれているか」を知ることができます
これまで感覚的にプレーしていたプリフロップを体系的にまとめていきます
プリフロップを学ぶ上で、ハンドを「ポケット」「スート」「オフスート」の3分割で考えていきます

<設定>
キャッシュ スタック150BB 9MAX
ベットサイズ 標準
レーキ 10%2BBキャップ

<学習・思考 全体像>
おおまかな流れとしては以下の通りです
①「BUレンジ・UTGレンジ・MPレンジの比較」
②「vsオープンに対する自身のコール・3ベットレンジ」 ※本記事はここ
(オープンポジション別、自分のポジション別)
③「vs3ベットに対するコール・4ベットレンジ」
(自身がオープン、コールド4ベット)
④スタックが200BBの場合の変化比較

<学習・思考 まとめ>
②ー1 BUオープン→SB・BB3ベット

BUvsSB 3ベットレンジ
BUvsBB 3ベットレンジ

BBはコールすればフロップがみられる分、中程度の強さであればコールしていいのではないかと考えていましたが、150BBとなると3ベットレンジが広いようです
個人的にはBBから「ATo T8s J8s 66 55」あたりは3ベットしたことないなあと感じました
とはいえSBからと比べるとややポラーなレンジで3ベットをするようです
K7s・K6s・K5s・A5s・A4s・下ポケ・スーコネあたりを混ぜつつA9s・A8s・A7s・K9s・K8s・Q9sあたりはコールに残していくようです

BUvsSB 3ベットレンジ(100BBver)
BUvsBB 3ベットレンジ(100BBver)

実際100BBと比べるとSBからの3ベットレンジはさほど変わらないですが、BBからの3ベットレンジ・コールレンジは大きく違うようです

②ー2 UTGオープン→SB・BB3ベット

UTGvsSB 3ベットレンジ
UTGvsBB 3ベットレンジ

SBからの3ベットレンジはAA・KK・QQ・AK・KQs・KTs・A5sのみ
コールはAQs・JJ頻度
BBからの3ベットレンジに至ってはAA・KK・AKs・KJs・KTsのみ
コールはAKo・AQo・ポケット・AXs・スーコネなど

とにかく9MAXのUTGからのオープンに半端なハンドで戦ってはいけないということですね
①の記事のUTGオープンレンジの狭さやレーキの高さを考えれば、中途半端なハンドでSRPを戦う意味はないということでしょう

②ー3 LJオープン→SB・BB3ベット

LJvsSB 3ベットレンジ
LJvsBB 3ベットレンジ

おおむね想定通り、vsUTGとvsBUの間くらい
ここから下ではIP側からの3ベットレンジをまとめますが、おそらくOOP側のほうが狭いレンジで大きいサイズの3ベットを使うのでしょう

②ー4 UTG・LJオープン→BU3ベットレンジ

UTGvsBU 3ベットレンジ
LJvsBU 3ベットレンジ

EP(アーリーポジション)からのオープンに対してMPやSBからのコールはほぼ0%ですが、やはりBUからは最低限コールドコール頻度がありますね
ただ実際にはSB・BBからもコールが入り3ウェイ4ウェイになることが容易に想像できるので、レイズorフォールドでも問題はなさそう
後ろ2人の3ベット頻度・マルチウェイでのプレー次第で変えるべきかもしれませんね

②総評
BBからの3ベットはもっとポラーなイメージだったけど150BBだと案外広いんだなと感じた
ただ、いずれにしてもキワのハンドは相手のフォールド頻度やポストでもスキル次第ではアクション変えたほうが時給出せそうだなという感覚
また、3ベットサイズとしては「IP:3倍 OOP:4倍 BB:5倍」に足を出すか出さないかくらいで良さそう

次の記事では3ベットコール・4ベットレンジをまとめていきます
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