キャッシュプリフロップ学習④ ~スタックによる変化・その他データ編~

<はじめに>
このnoteではGTOwizardを用いてプリフロップを学習し、思考をまとめていきます
もちろん実戦低レートでwizard通りにプレーしている人はいませんが、均衡を知ることで「基準からいかにずれているか」を知ることができます
これまで感覚的にプレーしていたプリフロップを体系的にまとめていきます
プリフロップを学ぶ上で、ハンドを「ポケット」「スート」「オフスート」の3分割で考えていきます

<設定>
・キャッシュ スタック150BB 9MAX
ベットサイズ 標準
レーキ 10%2BBキャップ
・キャッシュ スタック200BB 9MAX
ベットサイズ 標準
レーキ 10%2BBキャップ
・キャッシュ スタック100BB 9MAX
ベットサイズ 標準
レーキ 5%4BBキャップ
※100BBの時のみレーキ10%を選べなかったのでこの形で検証しています

<学習・思考 全体像>
おおまかな流れとしては以下の通りです
①「BUレンジ・UTGレンジ・MPレンジの比較」
②「vsオープンに対する自身のコール・3ベットレンジ」
(オープンポジション別、自分のポジション別)
③「vs3ベットに対するコール・4ベットレンジ」
(自身がオープン、コールド4ベット)
④スタックが200BBの場合の変化比較 ※本記事はここ

<学習・思考 まとめ>
④ー1 オープンレンジ変化

スタック・ポジション別オープンレンジ変化

おおむね予想通りですが、ディープほどレンジは広がるようですとはいえさほど大きな変化はないので基本的には150BBで学習するのみで良いのかなと感じていますまた、オープンサイズはUTGは小さめ、BUは大きめですが、100BBであれば2BB~2.5BBオープンですが150BB以上では2.5BB~3BBを採用しています当たり前といえば当たり前ですが、確認しておくことに意味はありますね

④ー2 vsオープンに対するレイズ・コールレンジ変化

vsLJ スタック・ポジション別レイズ・コールレンジ変化

ショートだとコール頻度が増えるのはなんとなくイメージ通りだが、その分レイズ頻度が下がるわけではないのが意外
特にBBディフェンス頻度は100BBになった瞬間に劇的に増えているのが不思議でたまらない

LJvsBB コールレンジ 100BB
LJvsBB コールレンジ 200BB

上記のように大幅にレンジに差があります
主に差が出ている部分としては「KXs・QXs・スーテッドギャッパー・オフスーテッド系ハイカード」が差になっています
ショートのほうがオープンレンジは狭いのに、それにコールするBBディフェンスレンジはショートのほうが広い、なかなか難しいですね
ディープのほうがお互い絡んで事故が起きた際に被害が大きいということでしょうか

④総評
実際は100BB付近のショートスタックでプレーする人はほぼいないから…と書こうと思いましたが、アジア圏では日本人と同卓することが頻繁にあり、なれていない日本人はショートで入りがち&減らしてもアドオンしないがちなので知っておいて損はないかも?
(と思いましたが、そこまでポーカーリテラシーの低い人相手にGTOとか関係ないですね)

次の記事からはポストフロップを書いていきます
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