なぜ38とわたしは惹かれ合うのか①38くん編

38くんはわたしに興味がない。
それでもなぜ一緒にいるのかというと、わたしが38くんに夢中だから。
大好き!38くんてすごい!と、常に愛情を示し褒め称え、38くんの自己肯定感を上げている。38くんにとって、それこそが最も重要なことなんだとおもう。

38くんからお母さんの話を聞くと、どんなふうに育てられ、今の38くんの人格がどのように形成されたのか、手に取るようにわかる。

まず38くんはひとりっこで、かなり溺愛されて育っている。その反面、ヒステリックで学歴至上主義のお母さんが故に「学力を上げなければ愛されない」という恐怖心を抱きながら生きてきたと考えられる。
その成長過程において「無条件の愛情など存在しない」ということを嫌というほど刷り込まれたように感じる。

無条件には愛されない=学力のない自分には価値がない
という思考になり、学力以外の部分について自己肯定感が著しく下がってしまっている。しかも現段階では無職で資格浪人…せっかくの学歴もドブに捨ててしまっている状況で、38くんが相当ギリギリな精神状態であることは間違いない。

親でさえも無条件には愛してくれないのだから、他人の女性に対してはそれ以上に信用しない。
38くんのようなタイプの男がターゲットにするのは「恋愛依存性のメンヘラ女」

恋愛依存のメンヘラ女は強烈に男に依存するので、自己肯定感が低く自信がない38くんにとっては非常に都合がいい。興味のわかない女だとしても、依存して貰えるだけで38くんのようなタイプは満足する。
その反面、いつ捨てられるかという強い恐怖心も持っているので必ず保険を掛けるし(他にも女をキープ)本当に自分を見捨てないか、わがままな言動を許すかどうかで試そうとする。
時には突き放し、無視をし、それでも自分を追いかけてくるかどうかを観察している。

わがままを許容され、変わらず愛されることを確認しながら38くんは女と付き合う。
もし受け入れられなくても縋ることはせず、また他のメンヘラを探すだけ。要するに、愛してくれる女なら誰でもよいということ。

38くんにとって、わたしが最も付き合いの長い女ではあるので、相当忍耐強く愛情が深い…のかも知れないけれど
単にわたしのメンヘラ度が強い、というだけのような気もする…

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