アメリカバーガー 01/18/2009

大西洋 -セントヘレナ島0日目-

キャタピラ「おい!船は隠したか?」 雑兵「へい!ばっちりでやんす!」 キャタピラ「おいそこ!モタモタするな!今日中に仕上げるんだ!いいな!」

キャタピラ「ふぅ‥。」
ウゥーウ「疲れておるのぅ。」 キャタピラ「ウゥーウか‥奴らがいつ来るか心配でな。ウトウトしてられん。」 ウゥーウ「その事なら心配いらぬじゃろう。順調に明日の明け方に着く。安心なされぃ。」 キャタピラ「ふっ‥航海に順調なんてものはない。海水全て吸い取るほどの覇気でいないと船は続かぬ。」 ウゥーウ「貴殿はすこぶる心配性だのぅ。お~い!!サギよぉ~!すまんが今一度向こうに状況を聞いてもらえんか?」
サギ「あ~?んだよぉ~。仕方ねぇなぁ。聞く身にもなれよ。リスク背負ってんだぜ。ったくよぉ‥。」


??「はい。俺達ニーディ船。」
サギ「‥もしもし‥俺だよ。」
??「‥サギか‥何度も通信するな。計画がバレたらどうすんだ‥!心配しなくても明日の早朝に着く様に舵ってる‥いいからもう通信はするな。」
サギ「あぁ‥すまねぇ。判った。何度も言うが例のモノは林の中と山に置いているからな。くれぐれも忘れんなよ。」
??「わーったって。それじゃあな‥。」


ウゥーウ「サギ~!どうじゃった~!?
サギ「心配ないってよ!もう通信は勘弁だかんな~!」
キャタピラ「……」
ウゥーウ「ほれ、完璧じゃよ。」 キャタピラ「結局林と山には何を置いたのだ?」 ウゥーウ「あぁ、それね。林には強力な鼻毛カッターじゃ、両手式のな。使用すれば必ず痛手を負う仕組みじゃ。山には草とスイカじゃ。薬草に似たてた爆草を置いておる。血液に反応して爆発じゃ。威力は絶大!雷神の如く五体は吹き飛ぶであろう。スイカは一見はスイカじゃが中には人糞が敷き詰められておる。肉体だけではなく精神面にも目を向けてみた訳じゃ。心、其れはすなわち心じゃ。」
キャタピラ「ほう‥見事だな。」 ウゥーウ「この三器はキャプテンにもお褒めの言葉を頂いたほどじゃ。皆無じゃて!」 キャタピラ「キャプテンが…これは期待せぬにはおれぬな。明日がいと楽しみで仕方あらぬわ。」

ニーディ「イーグル。さっきの通信はなんだったんだ?またイタズラか。」
イーグル「あぁ。ウゼってぇなぁ~。何度もよぉ。」
ニーディ「ろくでもねぇ奴だな。ふぁ~。眠い。」
イーグル「………」

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