トワイライト 12/17/2008

ここ一週間深夜にジョギングをしています。往復30分程度でしょうか。借りてる物はないがTSUTAYAのポスト返却口まで行って帰ってきたり、ただ山道を往復したり、スラム街のコンビニまで煙草を買いに行ったり、ですがほとんどは2番の山道の往復です。通行人の気配がなく誰もおらず木がいっぱいでいいです。多分匂いもよいのでしょうが走ってると気にならないです。気にならないからいい匂いなのかも。なのかも!山道には途中に押しボタン信号が3ヶ所ありまして毎回僕は往復含め6回押して帰ってきます。深夜は山道も静かで車道を通る車に至ってもシーンとしておりますがやはりそこは車。車社会、ホンダ、工業、機械、文明、エネルギー、マイクロプロセッサ。たまに通ります。たまに通る車がたまに僕が仕掛けた赤信号に引っかかる事があります。こないだ丁度赤信号に変わった時に引っかかった車がいました。もしドライヴァーがこの道を知りし者なら「ぬ?この時間帯で赤信号?信号変わってから車は来てないし車の感知信号ではないと思うわ。かといって横断者もいない。ああー、誰かイタズラに押しボタン押していったね。ぺいぺい。」と言っているかもしれません。そこから僕は猛チャージで走ります。信号が青に変わり車が発進し、やがて車は僕に近づき追い越すそのあたりで先程までの走法に戻します。ドライバーが歩道で走る僕を発見し「あ!彼だねー。押しボタン押したの。‥いや、待てよ。距離が離れすぎてない?もし彼が押したならばもっと早く信号が変わっているのが道理。おまけにスローペースな走法だし。こんな年だし親も年だし。」と言っているかもしれません。それでもやはり通行人は僕だけであってボタン魔で怪しまれるのは必須だと思います。なので[明日の世界戦絶対勝つ]という感じで走ります。あいつはボタン押してる感じじゃないスタンスで挑めばいいと思います。ファッションも一理でありブルゾンにカーゴパンツなんて服装はもうボタン押してそうな感じがモロで、小学生が駄菓子屋に行くようなものです。ニット帽を伸ばし顔を隠して走ったりもしますが縫い目からの視界は極めて悪く、案の定こないだ逆U字の銀棒に足をぶつけた。急にぶつかり怖かった。変わった走り方で走るのも楽しいですがターミネーターというか何かに体を乗っ取られた人間を意識して無表情で歩くのも楽しいです。

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