今年読んだ本


はろー。ℒℴ𝓋ℯ。

アドベントカレンダー8日目です!


昨日はたけぜっとさんの「半年間マッチングアプリを使ってみた結果」。

何も知らないところから始めて仲良くなるって難しいね…。

最初から全てを教えてくれ!!



今年読んだ本はそんなにないんだけど、何冊か読んだのでそれについて書きます。


1. かぼちゃの馬車 / 星新一

短編が28作品掲載されている本。

以前、Twitterでフォロワーがこんなあらすじなんだけどなんていう本?って聞いていて、面白そうだと思ってやっと読んだ。


フォロワーが言っていた話は、醜い女の人の元に「美的変化サービス」のDMが届き、それを受けに行き、綺麗になったと思い込んでいるが、本当は何も変わっていない話。


一作品が短いので飽きることなく読めた。

ちょっとホラーな、不気味な感じの話が多いかも。


2. セカンド・ラブ / 乾くるみ

「イニシエーション・ラブ」が面白かったからラブ繋がりで読んでみた。

これも普通の恋愛小説かと思ったら最後の最後にどんでん返しがある作品。


「イニシエーション・ラブ」ほどの衝撃はなかったけど、もう一度最初から読み直したくなる話だった。

どちらもオススメです。

特に「イニシエーション・ラブ」は読んでほしい。


3. 正欲 / 朝井リョウ

フォロワーが読んでいてわたしも買った。

水にしか興奮しない人、不登校になった子供とその親などマイノリティの人の話。

孤独感、不安、苦悩、願望など、切実に書かれていて共感するところが多かった。


受け入れる必要はないけど、放っておくことが少数派にとっても多数派にとっても 大事なことだと思う。

世の中をうまく生きていくには、普通のこととされていることを普通にできることが重要だなぁと思った。


4. 推し、燃ゆ / 宇佐美りん

芥川賞を受賞したのと「推し」についての作品で気になった。

推しのために働き、推しについてのブログを更新し、推しのために生きている高校生の女の子の話。

明るくはない重い話だった。


バイト代は人気投票のためのCDにつぎ込み、推しの情報をチェックし、作品に出演した時のコメントなどから推しを理解しようとする。

推しは背骨なんだって。


片付けができなかったり、バイトも勉強もうまくいかなかったりで、高校を中退してしまうほど夢中になる主人公は病的なんだろうと思う。

それでも推しのために、自分ではない誰か他人のために心血を注ぐ人がいること、そのエネルギーがあること自体が羨ましく感じた。


今年読んだのはこの4冊くらい。

今少しずつ角田光代の「私のなかの彼女」読んでる。


1ヶ月に1回くらいのペースで、読書促進のために読んだ本について発表し合う会またやりたい。


明日は新坂時深さんが今年観た映画について書いてくれます!