頭の中にインデックスを作る
「そんなこと言われても、何を調べたらいいんですか?」
もう何年前か忘れましたが、生徒に聞いたんです。
これからは、Googleで検索すれば答えが出てくる時代だから、勉強なんて意味ないよねって。
そうしたら、この答えでした。
半分冗談で聞いた質問でしたが、この質問から生徒たちは勉強の本質を少なからず理解したように感じました。
何かがわからないから検索をする。
でも、検索結果で出てきたページの意味がわからないことが多いと言います。
そこで、手詰まり。
じゃあ、そこから更に検索をかければいいのではと聞いてみると、
「そんな、わからないことが一つや二つじゃないんですよ、たくさんです、たくさん」
じゃあ、そのたくさんを検索かければ?
「もーわかってないなー先生は、調べれば何か出てくるのはわかるけど、経験していないとわからないことがたくさんあって、日本語的に意味はわかっても、何でそんなことを言っているか分からないんです。」
では、何をするとそれがわかるようになるでしょうか?
いい方法があるでしょー
「わかりましたよー、本を読めばいいんでしょ」
取り止めのない会話でしたが、知識がないとGoogleで検索はできても、出てきたページの解釈が難しかったり、さらに検索するための類推するキーワードが浮かばなかったり、想像を膨らませることができません。
本を読むことで、全てを記憶することは不可能です。
でも、さまざまなジャンルの本をたくさん読んでいくと、不思議と出来上がっていくものがあります、それが、
インデックスです。
最近は本をたくさん読むことを怠っていますが、以前は多読派でした。
最低1日1冊、しかも自分の好きな本だけではなく、嫌いな本、関心がない本も様々読み込んで行きました。
私は偏りなく、たくさんのインデックスを頭の中に作りたかった。
これをたくさん作ることで世の中のこと、検索しても意味のわからないことを理解できるための道筋が欲しかったのです。
私が大学に通い続けているのもこのインデックス作りが原因です。
今なんて直接仕事にも生活にも関係ない、数学の解析学とか勉強しています。
ほんと、ただの興味本位です。
頭の中にインデックスを作る。
検索すれば何でも結果が出てくる時代ですが、その先の答えは、自分で導かなくてはならない。
Googleなんて薄っぺらいものだけに頼らず、頭にどんどんインデックス作るためにひたすら読書を重ねていこうと思います。
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